シーンと 3D データのトラブルシューティング

ポータル Web サイトでのシーン、ホスト シーン レイヤー、または 3D データの操作中に、以下のような問題に遭遇する可能性があります。 一般的な問題の解決策を示します。

Scene Viewer

ホスト シーン レイヤー

Scene Viewer

ポイントのシンボルおよびラベルがシーンに表示されません。

一部のデバイスは、統合されたグラフィックス カードおよび専用グラフィックス カードを自動的に切り替えて、3D グラフィックスをレンダリングします。 Scene Viewer (とシーンベースのアプリ) は、専用のグラフィックス カードを使用した場合に最高の性能を発揮します。このため、グラフィックス カードのドライバー設定で、Web ブラウザーのアプリケーションごとの設定が専用のグラフィックス カードに設定されていることを確認してください。 グラフィックス カードの設定をアプリケーションごとに構成する方法は、使用するグラフィックス カード ドライバーの種類とバージョンによって異なります。

標高レイヤーがシーンに正しく表示されません。

標高サーフェスが階段状に表示される場合は、キャッシュされた標高イメージ サービスから作成された標高レイヤーで、標高データの解像度に一致するように、公開時のサービスの圧縮値と最大誤差を小さくする必要があります。

シーン内のレイヤーが [コンテンツ] ウィンドウに表示されている順序で表示されません。

Scene Viewer には、レイヤーの順序を設定するための組み込みの階層があります。 ビューアーは、レイヤーを次の順で表示します。 各グループ内で、シーンでのレイヤーの順序を変更できます。

  1. 3D が有効なレイヤー - これには、Z 値を含む 3D データと、[標高モード][地表を基準] または [絶対高度] に設定された 2D データがあります。
  2. 次に、Scene Viewer はダイナミック マップ サービスと、[標高モード][地面] に設定された 2D フィーチャ レイヤーを表示します。
  3. 最後に、Scene Viewerはホスト タイル レイヤーとキャッシュ マップ サービスを表示します。

たとえば、ハリケーンを表すダイナミック レイヤーは、ハリケーン レイヤーが [コンテンツ] の下部にある場合でも、常に人口密度のキャッシュ マップ サービス (タイル レイヤー) の上に表示されます。

レイヤーが一部のみ描画されます。

パフォーマンス上の理由により、Scene Viewer でレイヤーを表示する際、フィーチャが多すぎて一度に表示できない場合があります。 その場合、Scene Viewer には、レイヤーの一部のみが描画されていることを警告するメッセージが表示されます。 省略されたフィーチャを表示するには、シーンを拡大してシーン内を移動します。

3D シンボルは、表示されるフィーチャの数に影響を与えます。 また、複雑な 3D シンボルに変更すると (キューブからツリーへの変更など)、ツリーでは多くの頂点をレンダリングする必要があるため、描画されるフィーチャ数が少なくなることがあります。

シーンのパフォーマンスを向上させるヒントの詳細

ゲームパッドでも、SpaceMouse デバイスでも、Scene Viewer 内で移動することができません。

Scene Viewer は、ほとんどのゲームパッドおよび 3Dconnexion SpaceMouse デバイスによるナビゲーションをサポートしています。 標準的なマウス以外のデバイスによるナビゲーションのサポートは、オペレーティング システム、ブラウザー、およびデバイスによって異なります。 オペレーティング システムおよびブラウザーによってサポートされているデバイスは、以下のとおりです。

Windows

  • Chrome - ゲームパッド (Xbox 360、Xbox One、PlayStation 4)、3Dconnexion SpaceMouse
  • Firefox - ゲームパッド (Xbox 360、Xbox One)
  • Edge - ゲームパッド (Xbox 360、Xbox One)

macOS

  • Chrome - ゲームパッド (Xbox 360、Xbox One、PlayStation 4)、3Dconnexion SpaceMouse

注意:

  • Safari ブラウザーは、Scene Viewer でのゲームパッドによるナビゲーションも、3Dconnexion SpaceMouse によるナビゲーションもサポートしていません。
  • デバイスに接続した後に、ナビゲーションを有効化するために、ブラウザーを再起動することが必要な場合があります。
  • デバイスを使用して移動するには、必ず Scene Viewer のブラウザー ウィンドウをアクティブにします。

ホスト シーン レイヤー

ホスト シーン レイヤーを公開する際、ポータル トークンの有効期限が切れたことを示すメッセージが表示され、公開に失敗します。

シーン レイヤー (シーン サービス) は、ホスティング サーバーに公開されます。 ホスティング サーバーの認証は、ポータルのトークンに依存します。 ポータル トークンの有効期限が切れる前にシーン レイヤーの公開プロセスが完了しない場合、公開に失敗し、ホスティング サーバーの ArcGIS Server ログにトークンの更新に失敗したことを示すエラー メッセージが表示されます。

ポータル管理者は、公開を完了できるよう、トークンの有効期限を延ばすことができます。 ポータル管理者に連絡して、トークンの有効期限の設定を延ばすよう依頼してください。 手順については、「トークンのデフォルトの有効期限の指定」をご参照ください。

マルチパッチ フィーチャの色やテクスチャが点滅表示されるか、続けざまに色が切り替わります。

この状況は、マルチパッチ データ内で外部サーフェスと内部サーフェスの両方の Z 値に対して色やテクスチャを定義した場合に発生します。 データ内で外部サーフェスと内部サーフェスに別々の色やテクスチャが定義されていないことを確認してください。


このトピックの内容
  1. Scene Viewer
  2. ホスト シーン レイヤー