分散コラボレーションに関するよくあるご質問 (FAQ)

このトピックでは、分散コラボレーションを使用する際に発生する可能性のある不明点または問題と考えられる解決策を示します。 探している問題が見つからない場合は、Esri Support Center の Web サイトで記事を検索してみてください。

ArcGIS EnterpriseArcGIS Enterprise のコラボレーション

ArcGIS Enterprise on Kubernetes デプロイメントがすでにあります。 Windows デプロイメントである別の ArcGIS Enterprise 組織とのコラボレーションを設定しようと考えています。 これは可能ですか?

いいえ。 10.9 では、ArcGIS Enterprise デプロイメントが Windows または Linux のいずれにある場合でも、ArcGIS Enterprise on Kubernetes は、ホストまたはゲストとして機能できません。 ただし、ArcGIS Enterprise on Kubernetes デプロイメントでは、別の Kubernetes デプロイメントとのコラボレーションを設定できるほか、ArcGIS Online でホストされているコラボレーションのゲストとして機能できます。 詳細については、「分散コラボレーションについて」および「コラボレーションに関する主要概念」をご参照ください。

コラボレーション内でフィーチャ レイヤーをコピーとして共有したいと思っています。 このオプションは用意されていますか?

はい。 分散コラボレーションでフィーチャ レイヤーをコピーとして共有できるようになりました。

他の ArcGIS Enterprise 参加者とのコラボレーションに使う、Web 層認証証明書や PKI 証明書は、どのように更新すればよいでしょうか?

ArcGIS Enterprise では、他の ArcGIS Enterprise 参加者と通信するための、Web 層認証証明書や PKI 証明書を変更できるようになっています。 この変更を、Portal Services REST API を介してしかできないようになりました。 詳細については、「Distributed Collaboration Update Web-tier Authentication Configuration REST API」というトピックをご参照ください。コラボレーションの ArcGIS Enterprise 参加者の Web 層または PKI 証明書認証を追加、更新、削除することができます。 詳細については、「コラボレーションの管理」と「コラボレーションをゲストとして管理」をご参照ください。

あるサイト上のデフォルト以外の SSL プロトコルまたは暗号スイートあるいはその両方は、別のサイトとの分散コラボレーションに影響を与えますか?

あるサイトで使用される SSL プロトコルまたは暗号スイートのデフォルト以外の構成は、プロトコルまたは暗号が一致していなかったり、重複していない場合でも、別のサイトとの分散コラボレーションに影響を与えないはずです。

ArcGIS OnlineArcGIS Enterprise のコラボレーション

ArcGIS Online 組織に公開されているホスト フィーチャ レイヤー ビューがあり、それを ArcGIS Enterprise 組織で共有したいと思います。 レイヤー ビューをコラボレーションで共有できますか?

はい。ホスト フィーチャ レイヤー ビューはコラボレーションで共有できます。、フィーチャ レイヤーがコピーとして送信されるように構成されている場合は、ホストホスト フィーチャ レイヤー ビューをコピーとして共有できます。

ArcGIS EnterpriseArcGIS Online の両方を使っています。 これら 2 つの間で分散コラボレーションを設定できますか?

ArcGIS EnterpriseArcGIS Online との分散コラボレーションに対応しています。 このコラボレーションを実現するには、ArcGIS Online をホストとして設定し、ArcGIS Enterprise をゲストとして設定する必要があります。

ArcGIS Enterprise は複数の ArcGIS Online 組織とコラボレーションできますか?

いいえ。現状、ArcGIS Enterprise は、1 つの ArcGIS Online 組織のみとコラボレーションする機能しかサポートしません。

ArcGIS Online 組織の URL キーを変更しました。 どうすれば組織をコラボレーション参加者として再確立できますか?

これは次の 2 つの方法のいずれかで実行できます。

  • コラボレーション ホストでは、コラボレーションを削除してから、新しい URL キーを使用して再確立することができます。
  • コラボレーション ゲストでは、コラボレーションを脱退し、新しい URL でホストから再招待されるようにリクエストすることができます。

ArcGIS Online 組織のコラボレーションの招待を受理する際に、SSL 証明書エラーが表示されるのはなぜですか?

組織サイトがフォワード プロキシを使用する場合は、フォワード プロキシが使用している証明書をルート/中間証明書として ArcGIS Enterprise ポータルにインポートしてから、招待を受理する必要があります。

HTTPS だけを使用してポータルにアクセスする機能を無効化しました。 ArcGIS Online で、参照で共有されるフィーチャ レイヤーを Map Viewer に表示しようとすると、[エラー: レイヤー [レイヤー名] をマップに追加することはできません] というメッセージが現れます。 どのような状況になっていますか?

ArcGIS Online Map Viewer では、要求に応じてコンテンツをマップに追加できない場合に、このエラーが発生します。 デフォルトでは、ArcGIS Online には HTTPS を介してしかアクセスできない設定になっています。 ArcGIS Enterprise フィーチャ レイヤー サービスの URL が、HTTPS を使うようになっているか確認してください。 そうでなければ、HTTPS を使うよう、サービス URL を更新する必要があります。 この記事の手順に従ってください。

ArcGIS Online からエンタープライズ ジオデータベースに、データをコピーできますか?

いいえ。コラボレーション内のコピー先は、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise がホストするレイヤーでなければなりません。

エンタープライズ ジオデータベースから ArcGIS Online に、データをコピーできますか?

はい。 エンタープライズ データベースが ArcGIS Enterprise のフェデレーション サーバーに登録されていれば、ArcGIS EnterpriseArcGIS Online のコラボレーションにおいて、そのデータをコピー元レイヤーとして使えます。

ArcGIS EnterpriseArcGIS Online がコラボレーションしているときに、ネットワークのファイアウォールにはどのような変更が必要ですか?

この構成では、ArcGIS Enterprise ポータルによってすべての通信が開始されます。 そのため、ネットワークのファイアウォール ルールは、ポート 443 を経由したアウトバウンド通信をサポートする必要があります。

Web アプリの共有

分散コラボレーションでは、Web アプリを共有できますか?

はい。 ArcGIS Enterprise のコラボレーション参加者は、自分自身以上のバージョンの他の ArcGIS Enterprise の参加者および ArcGIS Online と、Web アプリを共有できるようになりました。 サポートされている Web アプリは、構成可能な Web アプリケーション テンプレートおよび Web AppBuilder から作成された Web アプリです。 グループベースの Web アプリケーションもサポートされています。

ArcGIS Online の参加者は、Web アプリを、どのバージョンの ArcGIS Enterprise の参加者とも共有できません。

コラボレーション参加者は、受信した Web アプリを編集できますか?

多くの Web アプリは、共有されると、他のコラボレーション参加者によって編集されることがあります。 そのような編集は、元の所有者が Web アプリを更新すると、上書きされます。受信側参加者によって行われた編集は、元の所有者に返送されません。 ただし、Web マッピング アプリケーションは、受信者が編集することはできません。

ArcGIS Web AppBuilder で、カスタム ウィジェットを作成しました。 それらをコラボレーション参加者と共有できますか?

いいえ。カスタム ウィジェットは、登録済みで AppBuilder エクステンション アイテム タイプを持つウィジェットを含め、コラボレーションを介して共有することができません。

自分の Web サーバーにデプロイしたカスタム Web アプリを参照している Web アプリ アイテムを共有できますか?

はい。 外部でホストされたアプリケーションにアクセスする権限がコラボレーションの受信者に付与されている限り、ポータルの外部のアプリケーション URL を参照している Web アプリ アイテムを共有することができます。

ArcGIS Living Atlas of the World Web アプリをコラボレーションで共有できますか?

いいえ。ArcGIS Living Atlas Web アプリを、分散コラボレーションを介して共有することはできません。

コラボレーション参加者が、所有している ArcGIS Enterprise のバージョンで廃止された構成可能なアプリ テンプレートを共有したらどうなりますか?

ポータルでは引き続き、廃止された ArcGIS Configurable Apps テンプレートを利用したり、アクセスしたりすることができます。 以前のバージョンの ArcGIS Enterprise を使用している受信者がテンプレートを共有し、そのテンプレートが現在のリリースで廃止されている場合でも、引き続き共有されたアプリケーションにアクセスして表示することができます。

グループを必要とする構成可能なアプリ テンプレート (ミニマル ギャラリー、レイヤー ショーケースなど) を共有できますか?

分散コラボレーションでは、グループを必要とする ArcGIS Configurable Apps テンプレートの共有をサポートしていません。

フィーチャ レイヤー データをコピーとして共有し、編集内容を同期させる

共有フィーチャ レイヤーのシンボルを編集したのですが、更新したシンボルが受信側の参加者で複製されません。 なぜでしょうか?

フィーチャ レイヤーをコピーとして共有している場合は、元のシンボルが維持されます。 後から編集したシンボルは複製されません。 ただし、フィーチャ レイヤーを Web マップ内で共有している場合は、シンボルが Web マップに格納されるため、そのシンボルに加えた更新が維持されます。

ホスト フィーチャ サービスを 1 つの連携に含まれる複数の連携ワークスペースや複数の連携に含まれる複数の連携ワークスペースで共有すると、どのようになりますか?

最初に共有したホスト フィーチャ サービス アイテムが複製されます。 それ以降に共有する場合、そのアイテムが複製されることはなく、代わりに既存のアイテムが共有されます。

ArcGIS Online 組織でフィーチャ レイヤーに対して同期を有効にした後、タイムアウト エラーになるのはなぜですか?

レイヤーに大量のデータが含まれている場合に同期を構成すると、アイテム ページがタイムアウトになることがあります。 この問題が発生した場合は、REST 管理 API を使用して該当するレイヤーに対して updateDefinition 操作を async モードで実行すると、解決することができます。 Update Definition (フィーチャ サービス) REST API に関するトピックの例 3 をご参照ください。

フィーチャ レイヤー データをコピーとして共有しようとすると、次のエラーがログに記録されます。「レプリカを作成できませんでした。 複数のレイヤーがサポート対象外のデータセットを参照しています。」 なぜでしょうか?

このエラーは、データベース内の 1 つのデータセットを参照している複数のレイヤーが Web マップに含まれている場合に発生します (たとえば、道路フィーチャクラスが異なる 2 つのレイヤー (主要幹線道路と生活道路) としてマップ内で参照されている場合など)。コラボレーション内でコピーとして共有する、フィーチャ サービスを含む Web マップを公開する場合は、作成したマップに、1 つのデータセットへの複数の参照が含まれていないことを確認してください。

コピーとして共有されているホスト フィーチャ サービスの所有者を変更すると、どのようになりますか?

それ以降も、現在共有されているコンテンツの複製と同期を実行できます。これらのコンテンツは引き続き正常に動作します。

グループでコピーとして共有されているホスト フィーチャ サービスを共有解除すると、どのようになりますか?

該当するホスト サービスが次回の定時同期で削除または共有解除されます。 このサービスを同じグループでもう一度共有する場合または別のグループで共有する場合は、新しいコピーを作成して受信側の参加者と共有します。

受信側の参加者が、コピーとして共有したフィーチャ サービスに対する編集を同期できないのはなぜですか?

所有者がフィーチャ サービスに対して行った編集は、一方向で受信側参加者と同期することができます。 ただし、受信側参加者が受信側のホスト フィーチャ サービスを編集し、その編集内容をソース フィーチャ サービスに同期する機能 (双方向の編集の共有) は、サポートしていません。

受け取ったアイテムに対する編集内容を保存する場合は、フィーチャ サービスをエクスポートし、エクスポートされたデータを新しいホスト フィーチャ レイヤーとして公開します。 新しいホスト フィーチャ サービスは同期された編集内容をソース フィーチャ サービスから受信しませんが、編集内容をサービスにすることはできます。

さらに、受信者間でフィーチャ レイヤー編集を双方向で共有できるようになりました。 詳細については、「コラボレーション グループ間でのコンテンツの共有」をご参照ください。

フィーチャ レイヤー編集を双方向で共有できるように構成されたコラボレーション ワークスペースで、フィーチャ レイヤーをコピーとして共有しようとすると、受信側の参加者が編集した内容は、ソースの参加者が所有する元のフィーチャ レイヤーに同期されません。 どのような状況になっていますか?

  • 受信側の参加者は、10.9 以降の ArcGIS Enterprise バージョンを使用していない場合があります。 10.9 以降でのみ、双方向に編集を共有できます。
  • 受信側のポータルがワークスペースへの [送受信] アクセス権を所有していない可能性があります。 ホスト組織は、ゲストのアクセスを [送受信] に更新する必要があります。
  • 共有フィーチャ レイヤーで、同期が有効になっていないか、supportsBiDirectionalSyncForServertrue に設定されている可能性があります。 フィーチャ レイヤーで編集の双方向共有のサポートを有効化する方法の詳細については、「共有ホスト フィーチャ レイヤー」または「エンタープライズ ジオデータベースからのフィーチャ レイヤーの共有」をご参照ください。
  • コラボレーション ワークスペースが編集の双方向共有をサポートするように構成される前に、フィーチャ レイヤーが共有されていた可能性があります。 トラブルシューティングを行うには、コラボレーション ワークスペースに参加しているグループから元のフィーチャ レイヤー アイテムの共有を解除し、再共有してアイテムの新しいコピーを作成します。
    注意:

    ワークスペースは、ArcGIS Enterprise 10.9 以降のバージョンで作成する必要があります。

データをコピーするオプションが選択された連携ワークスペースにリンクされているグループでフィーチャ レイヤーを共有しています。 参照として共有できるようにワークスペース設定を変更するには、どうすればよいですか?

グループからフィーチャ レイヤーを共有解除します。 定期的な同期を使用している場合は、同期が実行されるまで待機します。 デフォルトの同期間隔は 24 時間です。 システム管理者は、ワークスペースを編集した後、フィーチャ レイヤーを参照として共有する操作に新しいグループを関連付ける必要があります。 フィーチャ レイヤーを新しいグループで共有します。

データをコピーするオプションが選択されたコラボレーション ワークスペースにリンクされているグループで共有している場合でも、マップ レイヤーとタイル レイヤーがコピーされません。 どのような状況になっていますか?

フィーチャ レイヤーだけがデータのコピーで複製されます。 その他のレイヤー タイプ (マップやタイルなど) は、参照として共有されます。 詳細については、コラボレーションでコンテンツを共有する方法の説明をご参照ください。

フィーチャ レイヤーをコピーとして共有しようとしたところ、同期が有効になっていないので、参照としてコピーされました。 その後、フィーチャ レイヤーの同期を有効にしたのですが、参照として共有された状態のままです。 どのような状況になっていますか?

最初に共有する時点では、レイヤーの同期が有効になっていなかったため、参照としてコピーされました。 その後、同期を有効にしても、実際に同期を試みると、参照として共有している状態のままになります。 フィーチャ レイヤーのデータをコピーとして共有したければ、いったんコラボレーションから共有解除してください。 その結果、このデータを受け取る側 (共有先) からは削除されます。 その後、改めてコラボレーションに共有し直してください。 フィーチャ レイヤーは、同期が有効なので、コピーとして共有されます。

ブランチ バージョン対応のフィーチャ レイヤーをコラボレーションでコピーとして共有できますか?

はい。ブランチ バージョン対応のフィーチャ レイヤーは ArcGIS Enterprise から ArcGIS Enterprise へ、および ArcGIS Enterprise から ArcGIS Online へのコピーとして共有できます。 この機能に対するサポートは および ArcGIS Pro 2.3 で追加されました。

編集を双方向で共有できるように構成されたワークスペースにフィーチャ レイヤーをコピーとして共有しようとすると、そのアイテムはコピーとして共有されます。 ソースが編集した内容は受信側の参加者と共有されますが、受信側の参加者が編集した内容をソースが受信することはありません。 どのような状況になっていますか?

フィーチャ レイヤーで同期が有効になっていますが、レプリカ トラッキングおよび双方向同期をサポートしていない可能性があります。 トラブルシューティングを行うには、ArcGIS REST API を使用してフィーチャ レイヤーにアクセスし、レイヤーが次のようになっていることを確認します。

  • 同期が有効化されている - フィーチャ サービスのプロパティ機能が次のように表示される必要があります。
    "capabilities": "Query,Create,Update,Delete,Editing,Sync"
    
  • レプリカ トラッキングをサポートしている - フィーチャ サービス レイヤー プロパティ isDataReplicaTrackedtrue である必要があります。
    "isDataReplicaTracked": true
    
  • 双方向同期をサポートしている - フィーチャ サービス プロパティ syncCapability のセカンダリ プロパティ supportsBiDirectionalSyncForServertrue に設定されている必要があります。
    {
      "syncCapabilities": {
        "supportsBiDirectionalSyncForServer": true
      }
    }
    

フィーチャ レイヤーが上記のすべての必要な機能をサポートしていない場合は、コラボレーション ワークスペースに参加しているグループからアイテムの共有を解除し、サービスを更新して機能を有効化してから、グループに再共有します。 フィーチャ レイヤーで編集の双方向共有のサポートを有効化する方法の詳細については、「共有ホスト フィーチャ レイヤー」または「エンタープライズ ジオデータベースからのフィーチャ レイヤーの共有」をご参照ください。

受信側の参加者が共有フィーチャ レイヤーのスキーマを編集し、それらの編集内容をソースに再共有することはできますか?

いいえ。フィーチャ レイヤーのスキーマの双方向編集はサポートされていません。 ソースと受信側の参加者の両方がフィーチャ サービスのスキーマを編集できますが、ワークスペースの同期操作には、ビューがコラボレーションに共有された時点で有効になっていた編集 (挿入、更新、削除の各操作) だけが含まれます。

ホスト フィーチャ レイヤー ビューの共有

ホスト フィーチャ レイヤーとフィーチャ レイヤー ビューの両方をコラボレーション ワークスペース グループと共有する必要がありますか?

ユーザーは両方のアイテムを共有するか、フィーチャ レイヤー ビューのみを共有するかを選択できます。 両方のアイテムをコラボレーション グループと共有する場合、参加者はホスト フィーチャ レイヤーを作成するためのデータと、2 つ目のホスト フィーチャ レイヤーを作成するためのビュー データを受信します。 ホスト フィーチャ レイヤーとフィーチャ レイヤー ビューのリレーションシップは維持されません。 ホスト フィーチャ レイヤー ビューのみが共有されている場合、ビューの定義によってコラボレーション参加者が受信するデータが決定され、ビューが関連付けられているホスト フィーチャ レイヤーは共有されません。 代わりに、ビュー データを使用して受信者のポータルにホスト フィーチャ レイヤーを作成します。

1 つのホスト フィーチャ レイヤーから複数のビューを作成しました。 コラボレーションに複数のビューを一度に共有できますか?

はい。同じレイヤーの複数のビューをコラボレーションと共有できます。 コラボレーション参加者は、共有された各ビューを、共有されたビューのタイトルに基づいた名前のホスト フィーチャ レイヤーとして受信します。

ビューをコピーとしてコラボレーションと共有する場合、同期を有効にする必要はありますか?

はい。コピーとして共有する各ビューで同期を有効にする必要があります。 ただし、ビューに関連付けられているフィーチャ レイヤーで同期がすでに有効になっている場合のみ、同期を有効にできます。

ホスト フィーチャ レイヤー ビューを参照として共有できますか?

はい。すべてのホスト フィーチャ レイヤー ビューを参照として共有できます。 参照として共有される各ビューによって、参加するポータルで新しいアイテムが作成され、新しいアイテムは元のビュー サービスを参照します。 コラボレーション ワークスペースを構成して、参照としてフィーチャ レイヤーとビューを共有するようにします。

ビュー スキーマの変更は共有アイテムに適用されますか?

いいえ。アイテムが同期される際、ビュー スキーマの変更は適用されません。 ワークスペースの同期操作には、ビューがコラボレーションに共有された時点で有効になっていた編集 (挿入、更新、削除の各操作) だけが含まれます。

異なる対象地域が定義された複数のレイヤーを含むホスト フィーチャ レイヤー ビューを共有すると、アイテムはコピーではなく参照として共有されます。 なぜでしょうか?

複数のレイヤーを含むホスト フィーチャ レイヤー ビューは、各レイヤーに同じ対象地域が定義されている場合にのみ、コピーとして共有できます。

編集情報の記録を有効にした、フィールド定義を含むホスト フィーチャ レイヤー ビューを共有すると、アイテムはコピーではなく参照として共有されます。 なぜでしょうか?

編集情報の記録を有効にしたホスト フィーチャ レイヤー ビューは、それぞれの編集情報の記録フィールドがビュー フィールド定義に含まれている場合にのみ、コピーとして共有できます。 編集情報の記録フィールドには、created_usercreated_datelast_edited_user、および last_edited_date があります。)

オンデマンドでのワークスペースの同期

私は管理者であり、ArcGIS Enterprise コラボレーションのホストです。 コラボレーション ワークスペースをオンデマンドで同期できますか?

いいえ。ArcGIS Enterprise を使用しているゲスト参加者のみが、オンデマンドで同期できます。

どのポータル メンバーがコラボレーション ワークスペースをオンデマンドで同期できますか?

管理ロールを持つ ArcGIS Enterprise メンバーが、コラボレーション ワークスペースをオンデマンドで同期できます。

どのくらいの頻度でコラボレーション ワークスペースをオンデマンドで同期できますか?

オンデマンドのワークスペースの同期が開始されると、現在のジョブが完了するまで、別のジョブを開始することはできません。 スケジュールされた同期ジョブがすでに実行されている場合、現在のジョブが完了するまで、別のオンデマンドの同期を開始することはできません。

ポータル内で [ワークスペースの同期] オプションが無効化されているのはなぜですか?

同期ジョブがすでに実行されている場合、ポータル内で [ワークスペースの同期] オプションは無効化されます。 そのジョブが完了すると [ワークスペースの同期] オプションが有効化され、このオプションを使用して別の同期ジョブを開始できます。 スケジュールされた同期ジョブの最新のステータスを確認するには、各ワークスペースの同期ステータス レポートを表示します。

オンデマンドの同期が開始されると、どのアイテムが同期されますか?

オンデマンドの同期の動作は、スケジュールされた同期と同じです。 グループで共有されたすべてのアイテムが同期されます。 グループ内の共有されたフィーチャ レイヤーに対する更新 (フィーチャの編集を含む) も同期されます。

スケジュールされた間隔を使用したワークスペースの同期

ポータルが東部標準時ゾーンにあるサーバー上で実行されています。 管理者は太平洋標準時ゾーンにいるため、太平洋標準時を使用してスケジュールされた間隔でコラボレーションを実行するように構成しています。 管理者が午後 8 時にスケジュールされた時間を設定した場合、時間差を考慮すると、スケジュールされた同期ジョブはいつポータルのサーバーで実行されますか?

タイム ゾーンの不一致を避けるため、スケジュールされた時間はクライアントの現地時間で表示されますが、システムには同等の UTC (協定世界時) 値として保存されます。 同等の UTC 値に変換された後、太平洋標準時の午後 8 時にジョブを実行するようにスケジュールした場合、同期は東部標準時の午後 11 時にポータルで実行されますが、どちらの時間も UTC の午前 3 時に相当します。

その他の一般的な質問

コラボレーションを介して受け取ったアイテムを、削除されないよう保護したいと思います。 どこで指定すればよいでしょうか?

受け取った各アイテムについて、[設定] タブをクリックし、[削除の防止] をオンにしてください。

マルチパッチ フィーチャ レイヤーをコラボレーション内で共有したいのですが、どうすればよいですか?

マルチパッチ フィーチャ レイヤーの同期が有効になっていない場合、そのレイヤーは参照として共有されます。 マルチパッチ フィーチャ レイヤーの同期が有効になっており、コピーとして共有するようにコラボレーションが設定されている場合、そのレイヤーはコピーとして共有されます。 ただし、それ以降に加えられた編集は、コピーとして共有されている場合でも同期されません。

フィーチャ レイヤーとそのフィーチャ レイヤーから公開された WFS レイヤーがあります。 これらのアイテムのうち、コラボレーション グループで共有する必要があるのはどちらですか?

すべてのレイヤーとこれらのレイヤーから派生したレイヤー (WFS、タイルなど) をコラボレーション グループで明示的に共有する必要があります。 これで、コラボレーションを介して複製された場合に、派生したレイヤーが破損リンクになりません。 通常、コラボレーションを介して提供するアイテムはすべて、明示的に共有する必要があります。

URL に HTTP を使用して構成されたアイテムをコラボレーション グループが受信しましたが、開けませんでした。

HTTP と HTTPS を使用してポータルが構成されている場合、参照としてコピーされたサービスは URL に HTTP を使用して構成されます。 ポータルでは混合コンテンツがブロックされるため、このアイテムを開くことができません。 これを解決するには、HTTPS を使用するように手動で URL を変更します。 HTTPS だけを使用してポータルにアクセスできるようにすることをお勧めします。これでデフォルトの構成です。

HTTP と HTTPS の両方を使用してアクセスできるようにポータルを構成しています。 このポータルは、分散コラボレーションに参加できますか?

コラボレーションにゲストを招待するには、各ゲスト ポータルの URL を HTTPS として指定する必要があります。

Enterprise ポータルでは Kerberos のみで Web 層認証を使用しています。 別の ArcGIS Enterprise 配置との分散コラボレーションに参加することはできますか?

はい、できますが、いくつかの制限があります。 Kerberos 認証では、他のポータルがあなたのポータルと直接通信することを防ぎます。 これにより、他のポータルが即時同期を使用して、あなたのポータルにコンテンツを送信することができません。 コンテンツは引き続き共有できますが、これはスケジュール設定された同期によってのみ可能になります。 コラボレーションの同期設定を [すぐに同期] に設定した場合、コラボレーション グループで共有されているコンテンツはすべて、他の参加者とすぐに同期することができます。

Kerberos 認証のみを使用する 2 つ以上のポータル間で機能のコラボレーションを設定することはできません。

ゲストの組織の URL が IP アドレスを使用している場合、そのゲストを私のコラボレーションに参加するように招待できますか?

はい。値 (たとえば https://123.255.78.1/) が IP アドレスの範囲内にあることが検証されます。

参照によって共有されているサービスに認証情報を格納できますか?

はい。 、コラボレーションで参照によって共有されているすべてのサービス アイテムの認証情報を保存することを選択できるようになりました。 認証情報は、送信側ポータルに入力され、コラボレーションを行うポータルで共有されているサービスに適用されます。 ただし、この機能に適用される制限がいくつかあります。 この作業は、ポータル ホーム アプリケーションから実行できます。 詳細については、「コラボレーションをゲストとして管理」と「コラボレーションの管理」をご参照ください。

認証情報は、コラボレーション ワークスペースに関連付けられ、閲覧者権限を持つ組み込みユーザー用である必要があり、それより高い権限を持つユーザーの認証情報はブロックされます。 認証情報を保存するオプションは、ArcGIS EnterpriseArcGIS Enterprise の間のコラボレーションで、にのみ機能します。 認証情報を ArcGIS Online との間で送信したり受信したりすることはできません。 この機能は、IWA や PKI などの Web 層認証を使用する ArcGIS Enterprise システムでは動作しません。

認証情報は、送信側ポータルで管理者によって入力され、保存される必要があります。 送信側ポータルが受信側ポータルに達することができる場合、受信側ポータル上のアイテムが、格納された認証情報を使用して直ちに更新されます。 送信側ポータルが受信側ポータルに達することができない場合、アイテムは、次回のスケジュールされた同期の間に更新されます。

コピーとして共有される自分のアイテムを、エラー発生時にデフォルトで参照として共有することはできますか?

ワークスペースの同期設定のときとき[コピー] を選択した場合、コラボレーションを作成するときに [コピーとして共有できない場合に参照として共有] を選択できるようになりました。 このオプションを有効にすると、コピーとしてアイテムを共有するときにエラーが発生した場合、そのアイテムが代わりに参照として共有されます。 このオプションは、ワークスペースを編集するときに更新できます。 詳細については、「コラボレーションの管理」をご参照ください。

トラブルシューティング

複数のアイテムを含むグループ内の 1 つのアイテムを共有できません。どのような状況になっていますか?

共有時にアイテムをグループに追加できない場合、そのアイテムがアイテム グループの一部であれば、処理が続行され、それ以外のアイテムは正常に移行されます。 1 つのアイテムの共有に失敗したことを示すエラーが記録されます。 詳細については、ポータル管理者にポータル ログの調査を依頼してください。

コラボレーションで送信側の組織からのコンテンツが受信されません。 この原因は何ですか?

グループ内でコンテンツが受信されない原因として、いくつかのケースが考えられます。 次に示します。

  • グループがコラボレーション ワークスペースに加入していない可能性があります。 システム管理者に連絡して、コラボレーション ワークスペースが正しく構成されているかどうかと、正しく構成されている場合は、該当するグループがそのワークスペースに加入しているかどうかを確認してください。
  • 定時同期がまだ実行されていない可能性があります。 管理者が構成したとおり、コラボレーションしているコンテンツは一定の間隔で同期されます。 デフォルトの間隔は 24 時間です。 ゲスト組織の分散コラボレーション管理者は、[ワークスペースの同期] オプションを使用して、オンデマンドでワークスペースを同期することができます。 また、コラボレーション REST API を使用してオンデマンドで同期を呼び出すこともできます。 分散コラボレーションの詳細については、REST API ドキュメントの「同期」をご参照ください。
  • 受信側の組織内の使用可能なディスク空き容量が全体の 10 GB 以下に達している可能性があります。 この閾値に達すると、コンテンツが同期しなくなります。 この旨を示す SEVERE レベルのログ メッセージが記録されます。 コラボレーション管理者は、コンテンツ ストアのディスク容量使用量の閾値に達したことを示す通知も受信します。 ディスク空き容量が確保されると、コンテンツが再び同期します。 デフォルトでは、コンテンツ ストアのディスク容量の閾値は 10 GB です。 この閾値は、Portal Administrator Directory を使用して変更できます。

データをコピーするオプションが選択されたコラボレーション ワークスペースに加入しているグループでフィーチャ レイヤーを共有しています。 それにもかかわらず、コラボレーション内の受信側の組織がフィーチャ レイヤーを参照として受信しています。 どのような状況になっていますか?

次の条件下では、フィーチャ レイヤーが参照として複製されます。

  • フィーチャ レイヤーが同期機能に対応していないか、フィーチャ レイヤーに対して同期が有効になっていません。 同期を有効にするには、フィーチャ レイヤー データをコピーとして共有する方法の説明をご参照ください。 この場合、コラボレーション管理者とグループ所有者の両方に、コピーとしての共有を試みたけれども、実際には参照として共有されている旨の通知が届きます。 ポータルのログに、同期が有効でないため参照として共有されている旨が出力されます。
  • フィーチャ レイヤーが最大アイテム サイズである 1 GB を超えているため、参照として共有されます。 検証するには、INFO レベルのポータル ログを有効にして、共有されるフィーチャ レイヤーのデータ アイテムのサイズを示すログ エントリを検索してください。

フィーチャ レイヤーが編集内容を受信していません。 どのような状況になっていますか?

受信側の組織にコピーされたフィーチャ レイヤーでは、コラボレーションが (ホストで) 削除された場合、コラボレーション ワークスペースが削除された場合、組織が (ホストで) コラボレーションから削除された場合、または組織の管理者がコラボレーションを脱退した場合、編集の同期が中止される可能性があります。 送信側の組織でフィーチャ レイヤーに編集が加えられていないことも考えられます。

また、考えられる別の原因として、同期しようとした編集のサイズがコラボレーション ホストの管理者によって設定された上限を上回っています。

ArcGIS Enterprise を使用していて、フィーチャ レイヤーが ArcGIS Online 組織から編集内容を受信していません。 次の重大なエラーがサーバー ログに表示されます。「レイヤーの初期化に失敗しました。」 このエラーに対処するには、どうすればよいですか?

関連レイヤーに、式に基づいたレンダラーがあるかどうかを確認してください。 これを行うには、次の手順に従います。

  1. コンテンツ ページの [マイ コンテンツ] タブを開き、[アイテム詳細の表示] を選択してフィーチャ レイヤーのアイテム詳細を表示します。
  2. [ビジュアライゼーション] タブをクリックします。
  3. リスト表示されたレイヤーごとに、[スタイルの変更] ボタンをクリックして、[表示する属性] が式に設定されているかどうかを確認します。 設定されている場合、次のどちらかを実行します。
    • ArcGIS Enterprise で、[表示する属性] を式ではなくフィールドに変更して、[レイヤーの保存] をクリックします。 この変更を適用可能なすべてのレイヤーに対して行ったら、次回の同期で編集内容が受信されるはずです。
      注意:

      [表示する属性] を変更してレイヤーを ArcGIS Enterprise に保存した後に、ArcGIS Online 組織内の対応するフィーチャ レイヤーを変更する必要はありません。

    • ArcGIS Online 組織で、[表示する属性] を式ではなくフィールドに変更します。 次に、コラボレーション グループからアイテムを共有解除して、レイヤーを同期し、データを再コピーするオプションを使用して再び共有します。
    • ArcGIS Online 組織でビューを作成し、そのビュー内のレイヤーを、式を使用しないように調整し、そのビューをフィーチャ レイヤーではなくコラボレーションで共有します。

IIS 経由で PKI 認証を使用するようにコラボレーション内のポータルが構成されている場合に、次のエラー メッセージが表示されました。「'https://sampleserver.domain.com/portal' からの応答は「413 Request Entity Too Large (リクエスト エンティティが大き過ぎる)」でした。 'https://sampleserver.domain.com/portal' は、大きなリクエスト エンティティが許可されるようサーバーを構成する必要があります。」 このエラーに対処するには、どうすればよいですか?

PKI を使用している IIS Web サーバーの管理者は、uploadReadAheadSize プロパティの値を 51,200,000 (50MB) まで大きくする必要があります。 たとえば、PKI ポータルの ArcGIS Web Adaptor が IIS のデフォルト Web サイトで「portal」としてインストールされている場合は、uploadReadAheadSize プロパティの変更に次のコマンドを使用できます。

%windir%\system32\inetsrv\appcmd.exe set config "Default Web Site/portal" -section:system.webServer/serverRuntime /uploadReadAheadSize:"51200000" /commit:apphost

uploadReadAheadSize プロパティの詳細は、こちらでご確認ください。

コラボレーションを介して、参照によりフィーチャ レイヤーを受信しました。 マップ ビューアーにフィーチャ レイヤーを追加し、[印刷] ツールを使用しようとしましたが、次のエラーが表示されました。「印刷されたマップの作成中にエラーが発生しました。」 この原因は何ですか?

すべてのユーティリティ サービスに、フィーチャ レイヤーに対するアクセス権、および操作を実行する権限が必要です。 参照によって共有されているフィーチャ レイヤーで [印刷] サービスを使用しようとすると、ポータルはフィーチャ レイヤーを共有している組織にリクエストを行い、組織は操作の続行を許可します。 このエラーが発生した場合、ファイアウォールとセキュリティがインバウンド リクエストを許可していることを組織に確認する必要があります。

または回避策として、組織にデータをコピーとして共有してもらうか、共有されているソース データを使用して組織内にデータを公開します。