データ ソースとして使用状況指標 API を使用する使用状況統計を表示するには、クラスターの内部または外部に配置できるさまざまなサードパーティー製ソフトウェアを使用できます。
たとえば、使用状況指標 API を使用する Grafana アプリをソース データとして利用し、結果をダッシュボード形式で表示できます。
注意:
Kubernetes の 11.2 より前の ArcGIS Enterprise では、Grafana を ArcGIS Enterprise 管理者 API から直接利用できていましたが、それ以降は削除されています。 ソフトウェアから直接利用することはできなくなりましたが、別途インストールすることで引き続き使用状況指標 API で Grafana を使用することができます。
URL パターンの決定
サード パーティ製アプリのデータ ソースとして使用状況指標 API を使用するには、その URL をアプリに登録する必要があります。
注意:
API をデータ ソースとして登録する場合、クラスターに内部的あるいは外部的のどちらでアクセスできるかが URL に示されていることを確認します。
注意:
自分の配置に適した URL パターンを使用してください。
- 外部サービス URL (クラスターの内部または外部の API にアクセスする際に使用するもの): https://<FQDN>/<context>/prometheus
- 内部サービス URL (同じクラスター内の API にアクセスする際に使用するもの): http://arcgis-rest-metrics-api.<deploymentNamespace>.svc.cluster.local:8443/arcgis/prometheus
データ ソースとして Prometheus を追加
お使いのアプリで使用状況指標 API を使用するには、データ ソースのタイプとして Prometheus を選択する必要があります。
次の手順は、Grafana を使用する際のこのプロセスの例ですが、その他のアプリケーションでも手順は同様です。
- Grafana UI から、[構成] メニューを開きます。
- [データ ソース] をクリックします。
- [データ ソースの追加] をクリックします。
- タイプとして [Prometheus] を選択します。
- 適切な Prometheus サーバー URL としてサーバー URL を設定します。
- 外部サービス URL (クラスターの内部または外部の API にアクセスする際に使用するもの): https://<FQDN>/<context>/prometheus
- 内部サービス URL (同じクラスター内の API にアクセスする際に使用するもの): http://arcgis-rest-metrics-api.<deploymentNamespace>.svc.cluster.local:8443/arcgis/prometheus
- [アクセス] を [ブラウザー] に設定します。
- [Basic 認証] を有効化し、使用状況指標 API にアクセスする際に指定した資格情報を入力します。
- [保存] と [テスト] をクリックし、新しいデータ ソースを保存します。
ダッシュボード テンプレート例
API を登録し、Prometheus をソースとして設定したら、組織のサービス データの視覚化を開始できます。 開始に際し、ArcGIS Enterprise on Kubernetesリポジトリでは複数のサンプル Grafana ダッシュボード テンプレートを利用することができます。 テンプレートの JSON をアップロードするか、JSON テキストを直接貼り付けて、これらのダッシュボードをインポートできます。 これらの Grafana ダッシュボード例をインポートするには、次の手順に従います。
- Grafana で、[ダッシュボード] をクリックします。
- [新規] をクリックします。
- トップダウン メニューで [インポート] を選択します。
- 次のいずれかの手順を実行します。
- テンプレートからダッシュボード .json ファイルをアップロードします。
- ダッシュボード .json テキストをテンプレートからコピーしたテキスト エリアに直接貼り付けます。