動的なプロビジョニング

ArcGIS Enterprise on Kubernetes では、システム ストレージとして永続ボリューム (PV) が必要です。PV は、ストレージ クラスによって動的にプロビジョニングすることも、組織を作成する前に管理者が静的にプロビジョニングすることもできます。

動的なプロビジョニングの場合、StorageClass が必要です。 以下の推奨事項を確認してください。

  • 管理を簡略化するために reclaimPolicy フィールドを Delete に設定できます。 これを行うと、PVC が削除されるとき (ソフトウェアのアンデプロイ時など) に、関連する PV がクリーンアップされます。
  • アンデプロイおよび再デプロイ時に PV が保持されるように、reclaimPolicy フィールドが Retain に設定されているホスト バックアップ ストア構成で個別の StorageClass を使用する必要があります。
  • ストレージ プロバイダーが PV の拡張をサポートしている場合は、StorageClass の allowVolumeExpansion フィールドを true に設定できます。
  • 複数のアベイラビリティ ゾーンにまたがるクラスターの場合、関連するストレージ クラスがノード ボリュームのアフィニティ競合を避けるために、volumeBindingModeWaitForFirstConsumer に設定する必要があります。

注意:
すべての VM タイプが Azure のプレミアム ディスクをサポートしているわけではありません。 プレミアム ディスクは、VM タイプがサポートしている場合に使用します。

デフォルトのストレージ クラスを持つクラスターの場合は、そのデフォルトのストレージ クラスを使用できますが、組織を作成する前に reclaimPolicy および allowVolumeExpansion フィールドに設定されている値が自分のニーズを満たしていることを確認する必要があります。

詳細については、Azure Kubernetes ServiceAmazon EKSGoogle Kubernetes Engine、およびRed Hat OpenShift の例 YAML ファイルを参照するか、プロバイダーのドキュメントをご参照ください。