Microsoft Azure に ArcGIS Enterprise on Kubernetes をデプロイする前に、ArcGIS Enterprise のシステム要件を満たす Microsoft Azure Kubernetes Service (AKS) クラスターを準備する必要があります。
AKS クラスターの準備には、Kubernetes クラスターと対応するノードの設定など、サポートされている環境間で共通の手順、およびストレージ クラスの作成など、環境固有の手順が含まれます。
次の手順をよく確認し、環境を準備する方法については、AKS ドキュメントをご参照ください。
- AKS クラスターを作成します。
AKS クラスターを作成する場合、クラスターの Kubernetes バージョンは、システム要件にリストされているバージョンに一致する必要があります。
- kubectl の構成を更新します。
クラスターを作成した後、Azure コマンド ライン インターフェイス (CLI) を使用して、cluster-admin 接続情報を kubeconfig ファイルに抽出します。 次のコマンドを使用します。
az aks get-credentials --name <cluster_name> --resource-group <resource_group>
- 必要に応じて、キー ボールトを作成し、クラスターのシークレット暗号化を有効化します。
AKS クラスターの ectd に格納されたシークレットのエンベロープ暗号化を有効化することをお勧めします。 これを行うには、既存の Azure Key Vault が必要です。
- ストレージ クラスを作成します。
組織とワークロードのニーズに合わせて reclaimPolicy と allowVolumeExpansion をカスタマイズするには、default または managed-premium タイプを参照するストレージ クラスを作成することをお勧めします。 次のコマンドを使用して、適切な YAML ファイルをクラスターに適用する必要があります。
詳細については、サンプルのデフォルト ストレージ クラス YAML とサンプルのバックアップ ストレージ クラス YAML をご参照ください。kubectl apply –f <storageClass.yaml>