Google Kubernetes Engine でのクラスターのデプロイ

Google Cloud Platform (GCP)に ArcGIS Enterprise on Kubernetes をデプロイする前に、ArcGIS Enterprise のシステム要件を満たす Google Kubernetes Engine (GKE) クラスターを準備する必要があります。

GKE クラスターの準備には、Kubernetes クラスターと対応するノードの設定など、サポートされている環境間で共通の手順、およびストレージ クラスの作成など、環境固有の手順が含まれます。

次の手順を確認し、環境を準備する方法については、GCP ドキュメントをご参照ください。

  1. GKE クラスターを作成します。

    GKE クラスターを作成するときに、[アプリケーション レイヤでの Secret の暗号化] セキュリティ オプションを選択している場合は、前のステップで作成した Cloud KMS キーを参照します。

    オートパイロット モードを使用してプロビジョニングされた GKE クラスターでは、ArcGIS Enterprise on Kubernetes はサポートされていないため、標準モードを使用してクラスターをプロビジョニングする必要があります。

    クラスターの Kubernetes バージョンは、システム要件にリストされているバージョンに一致する必要があります。 Windows Server のワーカー ノードはサポートされていません。

  2. kubectl の構成を更新します。

    クラスターを作成した後、Google Cloud Command Line Interface (gcloud CLI) を使用して、cluster-admin 接続情報を kubeconfig ファイルに抽出します。 次のコマンドを使用します。

    gcloud container clusters get-credentials <cluster_name> --region=<region>
    
  3. 必要に応じて、Cloud Key Management Service (KMS) を作成し、クラスターのシークレット暗号化を有効化します。

    GKE クラスターの etcd に格納されたシークレットのエンベロープ暗号化を有効化することをお勧めします。

  4. ストレージ クラスを作成します。

    組織とワークロードのニーズに合わせて reclaimPolicyallowVolumeExpansion をカスタマイズするには、pd-standard または pd-ssd タイプを参照するストレージ クラスを作成することをお勧めします。 次のコマンドを使用して、適切な YAML ファイルをクラスターに適用する必要があります。

    kubectl apply -f <storageClass.yaml>
    
    詳細については、サンプルのデフォルト ストレージ クラス YAML とサンプルのバックアップ ストレージ クラス YAML をご参照ください。