ArcGIS Enterprise on Kubernetes では、システム ストレージとして永続ボリューム (PV) が必要です。PV は、ストレージ クラスによって動的にプロビジョニングすることも、組織を作成する前に管理者が静的にプロビジョニングすることもできます。
静的 PV のプロビジョニング
デプロイの前に静的 PV のプロビジョニングを行っている場合は、次の仕様およびラベルの使用をお勧めします。
各アーキテクチャ プロファイルに必要な PVs の数が提供されています。
体積 | Enhanced availability プロファイル | Standard availability プロファイル | Development プロファイル |
---|---|---|---|
in-memory-volume | 1 | 1 | 1 |
item-packages-volume | 2 | 2 | 1 |
object-volume | 8 | 3 | 1 |
queue-volume | 2 | 2 | 1 |
relational-volume | 2 | 2 | 2 |
spatiotemporal-and-index-volume | 5 | 3 | 1 |
usage-metric-volume | 1 | 1 | 1 |
既存の静的 PV を使用するように組織を構成している場合は、各永続ボリューム クレーム (PVC) のサイズ、アクセス モード、およびラベルの値が、ラベル セクションを介して組織を PV にバインドするために使用されます。 これらの値は、プロビジョニングされた PV がそれぞれのステートフルセット仕様に一致するように、設定ウィザードまたは構成プロパティ ファイルでカスタマイズすることができます。
体積 | GiB 単位の容量 (最小) | アクセス モード | ラベル |
---|---|---|---|
in-memory-volume | 16 | ReadWriteOnce | arcgis/tier=storage, arcgis/app=ignite |
item-packages-volume | 16 | ReadWriteOnce | arcgis/tier=api, arcgis/app=sharing |
object-volume | 32 | ReadWriteOnce | arcgis/tier=storage, arcgis/app=ozone |
queue-volume | 16 | ReadWriteOnce | arcgis/tier=queue, arcgis/app=rabbitmq |
relational-volume | 16 | ReadWriteOnce | arcgis/tier=storage, arcgis/app=postgres |
spatiotemporal-and-index-volume | 16 | ReadWriteOnce | arcgis/tier=storage, arcgis/app=elasticsearch |
usage-metric-volume | 30 | ReadWriteOnce | arcgis/tier=storage, arcgis/app=prometheus |
注意:
デプロイメントに対してプロビジョニングを行う場合は、拡張とアップグレードのワークフローをサポートするために、デプロイしている間の指定と同じ仕様 (ラベル、サイズ、アクセス モード) を使用して、追加のアイテムパッケージ PV をプロビジョニングする必要があります。ポータル API デプロイメントを拡張するための追加の PV の作成
ポータル API デプロイメントを拡張する (関連するポットの数を増やす) には、デプロイメントに追加されるポッドごとに、追加のアイテムパッケージ PV が必要です。 たとえば、組織のポータル API デプロイメントに 3 つのポッドが追加で必要な場合、デプロイしている間の指定と同等の仕様を使用して、最低 3 つのアイテムパッケージ PVs をプロビジョニングおよび構成する必要があります。