Azure Kubernetes Service でのクラスターのデプロイ

Microsoft AzureArcGIS Enterprise on Kubernetes をデプロイする前に、ArcGIS Enterprise のシステム要件を満たす Microsoft Azure Kubernetes Service (AKS) クラスターを準備する必要があります。

AKS クラスターの準備には、Kubernetes クラスターと対応するノードの設定など、サポートされている環境間で共通の手順、およびストレージ クラスの作成など、環境固有の手順が含まれます。

次の手順をよく確認し、環境を準備する方法については、AKS ドキュメントをご参照ください。

  1. AKS クラスターを作成します。

    AKS クラスターを作成する場合、クラスターの Kubernetes バージョンは、システム要件にリストされているバージョンに一致する必要があります。

  2. kubectl の構成を更新します。

    クラスターを作成した後、Azure コマンド ライン インターフェイス (CLI) を使用して、cluster-admin 接続情報を kubeconfig ファイルに抽出します。 次のコマンドを使用します。

    az aks get-credentials --name <cluster_name> --resource-group <resource_group>
    
  3. 必要に応じて、キー ボールトを作成し、クラスターのシークレット暗号化を有効化します。

    AKS クラスターの ectd に格納されたシークレットのエンベロープ暗号化を有効化することをお勧めします。 これを行うには、既存の Azure Key Vault が必要です。

  4. ストレージ クラスを作成します。

    組織とワークロードのニーズに合わせて reclaimPolicyallowVolumeExpansion をカスタマイズするには、default または managed-premium タイプを参照するストレージ クラスを作成することをお勧めします。 次のコマンドを使用して、適切な YAML ファイルをクラスターに適用する必要があります。

    kubectl apply –f <storageClass.yaml>
    
    詳細については、サンプルのデフォルト ストレージ クラス YAML とサンプルのバックアップ ストレージ クラス YAML をご参照ください。