ベータ機能

ベータ機能とは、ほぼ完成しているものの、引き続き開発が行われているもののことを通常は指します。 対象のオーディエンスとユーザー コミュニティがベータ機能を利用できるようになると、さまざまなワークフローでの使用に適しているかどうかをより効率的に評価できます。 ベータ版の早期アクセス期間中は、フィードバックを提供し、完成前に機能の開発をサポートすることがユーザー コミュニティに奨励されています。

ベータ版として指定されている機能には以下が当てはまる場合があります。

  • 機能がまだ完成していない場合がある。
  • 完全にはサポートされていない。
  • パフォーマンスまたは品質に関する既知の問題がある場合がある。

公開プログラムや非公開プログラムなどを通じてベータ機能を評価できる、さまざまな機会が ArcGIS Enterprise ユーザー コミュニティには用意されています。 一部のケースでは、最終リリースの前にベータ機能のプレビューと試用が行える ArcGIS Enterprise 短期サポート リリースにベータ機能が含まれている場合があります。

ArcGIS Enterprise on Kubernetes 製品ライフサイクルの詳細

フィードバックとサポート

Esri Early Adopter Community (EAP) サイト、またはユーザーがフィードバックを提供し、限定的なサポートを受けられる類似フォーラムによってベータ機能がサポートされます。 ベータ機能は未完成であるため、Esri テクニカル サポートではサポートしていません。

ベータ機能が導入されると、ベータ プログラム フォーラムが開設され、ベータ機能の利用期間に関するスケジュールが公開されます。 さらに、ベータ機能固有のサポート内容の概要がベータ フォーラムに公開されます。 ベータ フォーラムと限定サポートは通常、ソフトウェアの次回のリリースまで利用でき、次回のリリースを迎えるとフォーラムは凍結または廃止されます。

検討事項

本番環境におけるベータ機能の使い方、本番環境でベータ機能を使用するかどうかに加え、以下を検討してください。

  • 機能は定期的にサポートされるソフトウェア機能へと移行するため、ベータ機能で見つかった機能バグとその他の品質問題は将来のソフトウェア リリースで修正されます。 こうした問題はパッチでは修正されません。
  • ベータ リリースから最終リリースまでの間に、ベータ機能のユーザー エクスペリエンスと API が大幅に変わる場合があります。 ベータ機能に基づく使用やカスタマイズを後続のソフトウェア リリースで機能させるには更新が必要になる場合があります。
  • ベータ機能が定期的にサポートされる機能にならない場合もあり、予告なしにソフトウェアの将来のリリースから削除される場合があります。 Esri では、ベータ機能を将来のソフトウェア リリースに組み込む前提で開発を進めていますが、何らかの事情によりベータ機能が削除される場合もあります。