CityEngine Web ビューアーのトラブルシューティング

注意:
CityEngine Web ビューアーは非推奨になり、ArcGIS Online の将来のリリースでサポートされない可能性があります。

次に、CityEngine Web ビューアーを使用する際に発生する可能性がある問題と、推奨される解決策を示します。

CityEngine Web ビューアーを開く

Web シーンの表示

CityEngine Web ビューアーを開く

CityEngine Web ビューアーを開くと、ブラウザーが WebGL をサポートしていないというメッセージが表示されます。

一般的なデスクトップ ブラウザーの最新バージョンには、WebGL が組み込まれています。 お使いのブラウザーで WebGL が有効になっているかテストするには、get.webgl.org を開きます。 WebGL 関連の問題のトラブルシューティングについては、「WebGL のトラブルシューティング」をご参照ください。 WebGL は進化を続けるテクノロジであり、各ブラウザー バージョンには、CityEngine Web ビューアーが最適なパフォーマンスを得るための改善機能が導入されています。したがって、ブラウザーが常に最新の状態であることを確認してください。

CityEngine Web ビューアーが正しく実行されるには、最適なブラウザー機能が必要です。 次の状況では、CityEngine Web ビューアーの読み込み中に問題が発生したことを示すメッセージが表示されます。

レンダリングに、ブラウザーがハードウェア アクセラレーションを使用していません

エラーが表示されたブラウザーで CityEngine Web ビューアーがハードウェア アクセラレーションを検出しない場合。 ハードウェア アクセラレーションが有効になっていない理由としては、一般的に、ブラウザーの設定が適切に構成されていないか、ブラウザーでグラフィックス カードがブロックされていることが考えられます。各ブラウザーには、独自の構成オプションがあり、ハードウェア アクセラレーションが無効になっている場合があります。 ブラウザーのレンダリングでハードウェア アクセラレーションを有効にするには、以下をご参照ください。

Chrome の場合、以下を実行します。

  1. ブラウザーのメニューで、[設定] > [詳細設定] > [システム] の順に選択します。
  2. [ハードウェア アクセラレーションが使用可能な場合は使用する] 切り替えキーをクリックします。
  3. [再起動] をクリックして、ブラウザーを再起動します。

Firefox の場合、以下を実行します。

  1. ブラウザーのメニューで、[メニュー] > [オプション] > [システム] の順に選択します。
  2. [一般] をクリックします。
  3. [パフォーマンス] の下で、[パフォーマンスの推奨設定を使用する] チェックボックスをオンにします。
  4. ブラウザーを再起動します。

Microsoft Edge の場合、以下を実行します。

  1. ブラウザーのメニューで、[設定] > [システム] の順に選択します。
  2. [ハードウェア アクセラレーションが使用可能な場合は使用する] 切り替えキーをクリックします。
  3. [再起動] をクリックして、ブラウザーを再起動します。

ブラウザーによるグラフィックス カードのブロック

一部のブラウザーでは、特定のグラフィックス カードがブラウザーの要件を満たさないと判断され、そのグラフィックス カードがブロックされます。 このような場合、グラフィックス カードをブロックするというブラウザーの判断を回避することもできます。 これは必ずしも推奨される操作ではありませんが、この操作により、CityEngine Web ビューアーの問題が解決する場合があります。

Chrome の場合、以下を実行します。

  1. アドレス バーに「chrome://flags」と入力します。
  2. [Override software rendering list] で、[Enable] をクリックします。
  3. ブラウザーを再起動します。

Firefox の場合、以下を実行します。

  1. アドレス バーに「about:config」と入力します。
  2. 検索バーに「webgl.force-enabled」と入力します。
  3. 値を [true] に設定します。
  4. ブラウザーを再起動します。

CityEngine Web ビューアーを開くと、ハードウェアが WebGL をサポートしていないというメッセージが表示されます。

コンピューターのハードウェアに WebGL をサポートしているグラフィックス カードが搭載されていて、グラフィックス ドライバーが最新になっていることを確認してください。 WebGL の要件の詳細については、「WebGL のトラブルシューティング」をご参照ください。

  1. ブラウザーの設定で、WebGL が有効であることを確認します。
  2. ブラウザーおよびハードウェアが CityEngine Web ビューアーの要件を満たすことを確認します。

Web シーンの表示

CityEngine Web ビューアーで Web シーンを開くのに時間がかかります。

CityEngine の Web シーンのファイル サイズは大きく、インターネット接続の状況によっては、CityEngine Web ビューアーでシーンを読み込むのに数分かかる場合があります。

CityEngine Web ビューアーで参照しているとき、全体的にタイムラグが長く、対話速度が遅く感じられます。

WebGL は、システムのグラフィックス カードを使用します。そのため、CityEngine Web ビューアーのパフォーマンスは、お使いのグラフィックス カードの性能に直接的に依存します。 複雑なコンテンツを含む大きな Web シーンほど、多くのシステム リソースが必要になります。 システムの性能が低い場合、このような Web シーンに対して対話性が低くなる可能性があります。

パフォーマンスを向上させるための推奨事項は次のとおりです。

  • [設定] ウィンドウで直接的な影と影の拡散をオフにします。
  • 一度に開く CityEngine Web ビューアーは、1 つだけにします。 CityEngine Web ビューアーまたはその他の WebGL コンテンツを実行しているその他のブラウザーのタブまたはウィンドウを閉じます。
  • ArcScene など、グラフィックスのハードウェアを使用しているその他の 3D アプリケーションを閉じます。
  • ビデオ ドライバーが最新であることを確認します。
  • Web シーンがグラフィックス カードのビデオ メモリより多くのメモリを必要とする場合、パフォーマンスが大幅に低下したり、対話操作が遅くなったりする場合があります。 もっと軽量な Web シーンを開くようにするか、グラフィックス カードをアップグレードすることを検討してください。

コメント アイコンは、3D ビューポートには表示されません。

一部のシステムでは、統合されたグラフィックス カードおよび専用グラフィックス カードを自動的に切り替えて、3D グラフィックスをレンダリングすることができます。 CityEngine Web ビューアーは、専用のグラフィックス カードを使用した場合に最高の性能を発揮します。そのため、グラフィックス カードのドライバー設定で、Web ブラウザーのアプリケーションごとの設定が専用のグラフィックス カードに設定されていることを確認してください。