Web ツールを使用すると、ポータルの他のユーザーと解析を共有できます。 ModelBuilder または Python スクリプトを使用して、解析を作成できます。 Web ツールの詳細については、「Web ツール」をご参照ください。 Web ツールを公開すると、ArcGIS Pro の Web ツール、Python スクリプト、および Web アプリを使用できます。 出力フィーチャ サービス オプションも用意されているため、Web ツールの結果はホスト フィーチャ サービスにすることができます。
解析の共有
管理者と限られた公開者は、ArcGIS Pro 2.9 以降から、または Python スクリプト内で Web ツールを公開できます。
注意:
ArcGIS Enterprise on Kubernetes 10.9.1 で使用できるのは非同期実行モードのみです。
公開の前に、組織サイトで解析に使用するデータを登録することをお勧めします。 データのコピーまたは登録の詳細は、「ArcGIS Enterprise でのデータおよび公開」をご参照ください。
また、フェデレーション サーバーにジオプロセシング サービスがある場合は、Web ツールを公開できます。 そのためには、公開プロセス中に ArcGIS Pro の共有ウィンドウで目的のサーバーを選択します。
サービス定義ファイルの公開
既存のサービス定義ファイルがある場合は、ArcGIS Pro または Python の [サービス定義のアップロード (Upload Service Definition)] ツールを使用します。 ArcGIS Enterprise Manager やポータルでは、ジオプロセシング サービス定義ファイルを公開することはできません。
リソースの考慮事項
公開プロセスで遅延が発生する場合があります。これは、各 Web ツールに新しいポッドのペアがあり、ポッドは他の Web ツールと共有されていないためです。 専用サービス モードは、Web ツールにのみ利用可能です。 デフォルトでは、各 Web ツールは少なくとも 3.064 GB のメモリと 0.35 CPU、および最大 6.1 GB のメモリと 3.5 CPU を要求します。 これらのリソースは、サービスデプロイメントの管理により調整できます。 数多くの Web ツールを公開する場合は、十分なリソースを使用できるかシステム管理者に確認します。 公開に失敗した場合は、クラスターにコンテナー レジストリへのアクセス権限があるか確認してください。
Web ツールのすべてのデプロイメントには、デプロイメント名の一部に Web ツールの名前が含まれます。 たとえば、「sampleservice」という名前の Web ツールの場合、デプロイメントは「sampleservice-gpserver」および「sampleservice-gpsyncserver」という名前になります。 サービスを拡張する場合、ジオプロセシング タスクの実行時は Web ツールの GPSyncServer デプロイメントのレプリカを調整するだけです。 ジオプロセシング タスクが大きなファイル、大量のフィーチャ、または大きなラスターを処理する場合は、GPSyncServer デプロイメントのメインコンテナ―の最大メモリを調節します。 また、サービスで ArcGIS Enterprise Administrator API の maxInstancesPerNode インスタンスの数を調節することもできます。ただし、すべてのインスタンスの実行時の GPSyncServer デプロイメントに十分な CPU とメモリがある必要があります。