マップ作成者は、マップ内のレイヤーのプロパティを各自のニーズに合わせてカスタマイズできます。 たとえば、レイヤーのスタイルを変更したりレイヤーのポップアップをカスタマイズしたりすることができます。 フィーチャ レイヤーのプロパティに変更を加えてから、フィーチャ レイヤーをアイテムとして [マイ コンテンツ] に保存すると、自分のレイヤー構成を他のマップで利用できるようになります。
フィーチャ レイヤーのデータを同じマップ内で別の方法で視覚化するには、レイヤーを複製してから、複製されたレイヤーに対して別のプロパティを構成できます。 たとえば、鬱病比率がスタイル設定された病院の医療提供地域のフィーチャ レイヤーがマップに含まれているとします。 同じフィーチャ レイヤーのデータを使用してアルツハイマー病の比率を視覚化するには、このレイヤーを複製し、アルツハイマー病の比率を表示するように複製レイヤーのスタイルを構成できます。 これにより、同じフィーチャ レイヤーのデータを使用して、鬱病の比率とアルツハイマー病の比率の両方を同じマップで視覚化できます。
Map Viewer でフィーチャ レイヤーを保存または複製するには、次のオプションを使用します。
- [保存] - 既存のレイヤー アイテムに対する変更を保存します。 このオプションは、レイヤー アイテムを所有しているか、レイヤー アイテムを編集する権限を持っている場合に使用できます。
- [新しいレイヤーとして保存] - マップ内のレイヤーから [マイ コンテンツ] に新しいアイテムが作成されます。 新しいアイテムにレイヤーのプロパティが保存され、そのアイテムがマップ内のレイヤーのソースになります。
- [複製] - マップ内の既存のレイヤーからマップに新しいレイヤーが作成されます。 複製されたレイヤーはソース レイヤーのデータを参照します。
注意:
レイヤーを複製するオプションは、ホスト フィーチャ レイヤーおよび ArcGIS Server フィーチャ サービスでのみ使用できます。 [保存] オプションは、ホスト フィーチャ レイヤーおよび ArcGIS Server フィーチャ サービスでのみ使用できます。 それ以外のレイヤー タイプでの複製と保存のサポートは、Map Viewer の今後のリリースで提供される予定です。
レイヤーの保存
フィーチャ レイヤーの構成を他のマップで使用できるようにするには、レイヤーをアイテムとして [マイ コンテンツ] に保存します。 既存のフィーチャ レイヤーのプロパティに変更を加え、ソース レイヤーのプロパティを変更することなく変更内容を保存するには、レイヤーを新しいアイテムとして保存します。
レイヤーを保存するには、以下の手順を実行します。
- サイン インしていることと、コンテンツを作成する権限を持っていることを確認します。
- 保存するレイヤーを含む、所有しているマップを開くか、Map Viewer で新しいマップに必要なレイヤーを追加します。
- [レイヤー] ウィンドウで、保存するレイヤーの横にある [オプション] をクリックし、[新しいレイヤーとして保存] をクリックします。
ヒント:
レイヤーの保存は、[プロパティ] をクリックし、[情報] セクションを展開して [レイヤーの保存] をクリックすることでも行えます。 - 新しいアイテムについて次の情報を入力します。
- タイトルを入力します。
- レイヤーの保存先となる [マイ コンテンツ] 内のフォルダーを選択します。
- 組織がコンテンツのカテゴリを設定している場合、レイヤーを検索しやすくするためにカテゴリを選択します。
- レイヤーを説明するサマリーとタグを入力します。
- [新しいレイヤーとして保存] をクリックします。
現在のレイヤー プロパティが [マイ コンテンツ] 内の新しいアイテムに保存されます。 新しいアイテムがマップ内のレイヤーのソースになります。
- レイヤーに対する追加の変更を保存するには、[オプション] をクリックし、[保存] をクリックします。
レイヤーの複製
マップ内のフィーチャ レイヤーの追加の構成を保存するには、フィーチャ レイヤーを複製してから、複製されたレイヤーに対して別のプロパティを構成できます。 複製されたレイヤーはソース レイヤーのデータを参照します。
レイヤーを複製するには、次の手順を実行します。
- サイン インしていることと、コンテンツを作成する権限を持っていることを確認します。
- 複製するレイヤーなどの所有するマップを開くか、Map Viewer で新しいマップに必要なレイヤーを追加します。
- [レイヤー] ウィンドウで、複製するレイヤーの横にある [オプション] をクリックし、[複製] をクリックします。
ヒント:
レイヤーの複製は、[プロパティ] をクリックし、[情報] セクションを展開して [複製] をクリックすることでも行えます。複製されたレイヤーが [レイヤー] ウィンドウに追加されます。 これで、このレイヤーのプロパティを構成し、必要に応じて [マイ コンテンツ] にそのレイヤーを新しいアイテムとして保存できるようになりました。 複製されたレイヤーを新しいアイテムとして保存した場合、複製されたレイヤーの構成を変更しても、ソース レイヤーの構成には影響ありません。
検討事項
レイヤーを保存または複製する前に、次の点を考慮してください。
- レイヤー プロパティはマップまたはソース レイヤーに保存できます。 複製されたレイヤーの各プロパティは、プロパティがソース レイヤーに保存されているのと同じ方法で保存されます。 たとえば、ソース レイヤーのポップアップがマップではなくソース レイヤーに保存されている場合、複製されたレイヤーのポップアップもソース レイヤーを参照します。 複製されたレイヤーでポップアップを構成してマップを保存した場合、ポップアップはマップに保存されます。 詳細については、「レイヤー プロパティの設定」をご参照ください。
- ソース レイヤーに対する将来のすべての変更が、複製されたレイヤーに反映されるようにする場合は、複製されたレイヤーの構成変更を破棄して、複製をソース レイヤーのプロパティにリセットできます。 レイヤーをマップでの表示どおりに保存し、ソース レイヤーから将来の変更を継承しない場合は、それらのレイヤー プロパティを接続解除できます。 詳細については、「フィーチャ レイヤーのプロパティの管理」をご参照ください。
- 編集可能なフィーチャ レイヤーを複製する場合、複製されたレイヤーも編集可能になります。 複製に対して行われた編集によって、ソース データが変更されます。