フィーチャ レイヤーの所有者は、フィーチャの作成者と最終更新者、およびフィーチャの作成日と最終更新日を追跡するようレイヤーを設定できます。 フィーチャ レイヤーでこの記録が有効になっている場合は、マップ上でフィーチャをクリックすると、編集履歴が表示されます。 履歴は、ポップアップ内に属性情報の一部として表示されます。
さらに、マップに表示される編集内容をフィルタリングすることもできます。 これは、品質評価のワークフローで便利です。 たとえば、5 日前にさかのぼって編集内容を確認するには、Map Viewer Classic (旧名称 Map Viewer) でレイヤーを開き、フィーチャが最後に更新された日付を格納する日付フィーチャにフィルターを定義します。 特定のユーザーが行った編集内容だけを確認する場合は、編集したユーザー名を絞り込むフィルターを定義します。 ホスト フィーチャ レイヤーで編集者のユーザー名でのみ絞り込む場合は、Map Viewer Classic にレイヤーを追加して、特定の編集者でフィルターをかけます。
フィーチャの作成者および最終更新者の記録は、レイヤーの作成者によって設定されます。 フィルタリングできるのは、記録が有効になっていて、フィーチャ数が 30,000 未満のレイヤーに対する編集に限られます。
フィルターの適用
フィーチャの最終編集日時を追跡する日付フィールドにフィルターを適用し、特定の期間を絞り込むことができます。 たとえば、編集内容を毎週の終わりに確認する場合は、前の週からのすべての編集内容を表示するようフィルターを設定します。 そうすると新しい編集内容を特定でき、品質評価ワークフローでの重複を避けることができます。 フィルターは、Map Viewer Classic の [コンテンツ] ウィンドウやテーブルから適用できます。
また、編集者の名前を保存するフィールドにフィルターを定義することで、特定のユーザーが編集したフィーチャだけをマップに表示することもできます。 たとえば、新入社員が最初の数か月間に行った編集内容に特に注意を払いたい場合には、その社員が指定期間内に行った編集内容を表示するフィルターを適用します。
フィルター方式を使用すると、以下のようなメリットがあります。
- レイヤーにフィルターを定義すると、マップにフィルターを保存できる。
- このようなフィルターは、ArcGIS Server フィーチャ レイヤーとホスト フィーチャ レイヤーのどちらにも適用できる。
- 複数のフィールドに適用したフィルターを組み合わせることができる。
[編集内容のフィルタリング] オプションの使用
ホスト フィーチャ レイヤーでは、Map Viewer Classic の [編集内容のフィルタリング] オプションを使用して、編集者のフィルターを適用できます。
たとえば、編集可能なホスト フィーチャ レイヤーを一般公開していて、匿名ユーザー (組織サイトにログインしていないユーザー) による変更内容を確認するには、[ESRI_Anonymous] が編集したすべてのフィーチャを表示するようフィルターを設定して、その編集内容を確認します。
このフィルターと、編集日で絞り込むフィルターを組み合わせると、特定のユーザーが指定期間内に行った編集内容をすべて表示できます。
レイヤーにフィルターを適用する方法よりも、この方法が優れているのは、[編集内容のフィルタリング] オプションにユーザー名の一覧が表示されるため、編集者のユーザー名を正確に把握し、入力する必要がないことです。
ホスト フィーチャ レイヤーで、特定の編集者を選択するフィルターを設定するには、以下の手順を実行します。
- Map Viewer Classic でフィーチャ レイヤーを開きます。
- [詳細] ボタンをクリックします。
- [マップのコンテンツを表示] ボタンをクリックします。
- [コンテンツ] ウィンドウで、編集者で編集内容を絞り込むレイヤーを選択します。
- [その他のオプション] ボタンをクリックして [編集内容のフィルタリング] を選択します。
- [次の編集を表示] ドロップダウン メニューから編集者を選択します。
そのユーザーが編集したフィーチャだけが、マップに表示されます。 フィーチャの配置を確認したり、テーブルを開いて属性を確認したりできます。
- フィルターを取り消して、マップ上のすべてのフィーチャを表示するには [すべての編集内容を表示] をクリックします。
注意:
[編集内容のフィルタリング] で定義されたフィルターは、マップには保存されません。 マップを閉じてから、再度開いた場合は、そのフィルターを再設定する必要があります。