ArcGIS Enterprise on Kubernetes Web Adaptor は、組織のセキュリティ ポリシーを使用して Web 層認証を有効にし、ArcGIS Enterprise 組織のロード バランサーとしても使用できます。
インストール タイプ
ArcGIS Enterprise on Kubernetes Web Adaptor のインストールには 3 種類あり、1 つは IIS 用、2 つは Java 用です。 まず、組織でどちらのインストールが必要か決定してください。
ArcGIS Enterprise on Kubernetes Web Adaptor (IIS)
ArcGIS Enterprise on Kubernetes Web Adaptor (IIS) は、IIS Web サーバーがインストールされている Windows コンピューターにインストールできます。
- インストールの動作と要件を確認します。
- システムが最小システム要件を満たしていることを確認します。
- ArcGIS Enterprise on Kubernetes Web Adaptor (IIS) をインストールします。
- 組織に対して ArcGIS Enterprise on Kubernetes Web Adaptor を構成します。
- 必要に応じて、IWA (統合 Windows 認証) または Active Directory および公開鍵基盤 (PKI) を組織用に構成します。
ArcGIS Enterprise on Kubernetes Web Adaptor (Java)
ArcGIS Enterprise on Kubernetes Web Adaptor (Java) は、Java アプリケーション サーバーがインストールされている Windows または Linux コンピューターにインストールできます。
- インストールの動作と要件を確認します。
- システムが最小システム要件を満たしていることを確認します。
- ArcGIS Enterprise on Kubernetes Web Adaptor (Java) をインストールします。
- 組織に対して ArcGIS Enterprise on Kubernetes Web Adaptor を構成します。
- 必要に応じて、LDAP および公開鍵基盤 (PKI) を組織用に構成します。
インストールの動作と要件
ArcGIS Enterprise on Kubernetes Web Adaptor が、ArcGIS Enterprise on Kubernetes クラスター外の別のコンピューターにインストールされていること。 ArcGIS Enterprise on Kubernetes Web Adaptor をインストールする前に、次の点に注意してください。
- 以前のバージョンからアップグレードするときに、組織サイトでリバース プロキシを構成している場合は、アップグレードした組織サイトで ArcGIS Web Adaptor を構成する前にリバース プロキシを停止する必要があります。
- ArcGIS Enterprise on Kubernetes Web Adaptor で構成されている組織にアップグレードを適用する前に、ArcGIS Enterprise on Kubernetes Web Adaptor をホストしている Web サーバーを停止する必要があります。 アップグレードが完了したら、Web サーバーを再び起動します。
- システムが最小システム要件を満たしていることを確認します。
- 組織の完全修飾ドメイン名 (FQDN) とコンテキスト パスを確認します。たとえば、https://organization.example.com:31443/context/ です。
注意:
FQDN とコンテキスト パスは、デプロイ時に指定しました。 - ArcGIS Web Adaptor コンテキストを指定する際は、デプロイ時に指定したコンテキスト パスと一致する必要があります。
- ArcGIS Web Adaptor は、組織と同じ FQDN (上記の例では organization.example.com) を持つコンピューターにインストールする必要があります。
- このリリースでは、ArcGIS Web Adaptor はデフォルト ポートでのみサポートされています。たとえば、ポート 80 (HTTP) と 443 (HTTPS) です。
- ArcGIS Web Adaptor と IWA または PKI を設定し終わると、管理者は FQDN、コンテキスト パス、およびポートを使用して ArcGIS Enterprise Manager および ArcGIS Enterprise ポータルに、たとえば https://organization.example.com:31443/context/ などでアクセスできるようになります。
注意:
先に述べたように、アプリまたは管理者エンドポイントにアクセスするとき、コンテキスト パスは変わりません。