3D オブジェクト レイヤーのスタイル設定

スマート マッピング スタイルを使用して、3D オブジェクト シーン レイヤー (3D オブジェクト レイヤー) にスタイルを適用し、レイヤー全体でテクスチャと配色を画一的に強調することができます。 さらに、属性に重点を置いて、3D オブジェクト レイヤーに連続的なカラー ランプを適用したり、カテゴリ タイプで 3D オブジェクト レイヤーをスタイル設定したりできます。 たとえば、建物の居住率をカラー ランプで表示できます。低い居住率には薄い色を使用し、高い居住率には濃い色を使用します。

すべての建物を同じ色とテクスチャで表示するには、[色] スタイルを使用します。

  1. レイヤーのシンボルの設定」ワークフローの手順に従います。
  2. [テクスチャ] で、建物のテクスチャの表示を構成します。

    テクスチャは、建物の正面などの、モデルの面上の画像です。 テクスチャを変更するには、以下のオプションがあります。

    • [元のテクスチャ] - 元の配色を持つ既存のテクスチャを使用します。
    • [グレースケール テクスチャ] - 既存のテクスチャをグレースケール テクスチャに変換します。
    • [色付きテクスチャ] - 指定した色を既存のテクスチャに適用します。
    • [色のみ] - 色のみ適用します。

    注意:

    [元のテクスチャ] または [グレースケール テクスチャ] を選択すると、[色] は使用できなくなります。 3D オブジェクト レイヤーにテクスチャがない場合は、[色] オプションしか表示されません。

  3. [色] でカラー パレットをクリックします。

    次のいずれかを実行します。

    1. [塗りつぶし色] 鉛筆 をクリックして、塗りつぶし色オプションを表示します。
      • カラー パレットで色を選択します。
      • HEX、RGB、または HSV 値を使用してユーザー設定の色を作成します。
      • [保存済み] で、保存済みの色を適用できます。 色を追加または削除するには、追加 または 縮小 をクリックします。
      • [完了] をクリックすると設定が適され、前のウィンドウに戻ります。

      最新の塗りつぶし色が表示されます。

    2. [塗りつぶしの透過表示] をクリックし、スライダーを使用するか、値を入力して透過表示を設定します。
    3. [キャンセル] をクリックすると、色の設定を適用せずに前のウィンドウに戻ります。
    4. [完了] をクリックすると設定が適され、前のウィンドウに戻ります。
  4. [標高モード] については、「標高モードの変更」をご参照ください。
  5. [ラベル] については、「ラベルの適用」をご参照ください。
  6. [エッジ] については、「エッジの視覚化」をご参照ください。

数と量

数値属性を持つ 3D オブジェクト レイヤーレイヤーがあり、レイヤーをカラー ランプに沿って視覚化するには、[数と量] スタイルを使用します。 たとえば、建物のエネルギー消費をカラー ランプで表示できます。低いエネルギーの建物は薄い色で表し、高いエネルギーの建物は濃い色で表します。

  1. レイヤーのシンボルの設定」ワークフローの手順に従います。
  2. 上側と下側のスライダー ハンドルを移動し、指定した属性に基づいて配色を調整します。

    詳細については、「数と量のスライダーの考慮事項」をご参照ください。

  3. [テクスチャ] で、3D オブジェクト レイヤーのテクスチャの表示を構成します。

    テクスチャは、建物の正面などの、モデルの面上の画像です。 テクスチャには、以下のオプションがあります。

    • [色付きテクスチャ] - 指定した色を既存のテクスチャに適用します。
    • [色のみ] - 色のみ適用します。
      注意:

      3D オブジェクト レイヤーにテクスチャがない場合は、[色] オプションしか表示されません。

  4. [色] でカラー パレットをクリックします。
    次のいずれかを実行します。
    1. [塗りつぶし色] 鉛筆 をクリックして、塗りつぶし色オプションを表示します。
      • [カテゴリ] で、選択元のカラー ランプのタイプを選択します。
      • [ランプ カラーの反転] カラー ランプの反転 をクリックして、色を反転させます。
      • [完了] をクリックして、前のウィンドウに戻ります。
    2. [キャンセル] をクリックすると、色の設定を適用せずに前のウィンドウに戻ります。
    3. [完了] をクリックすると設定が適され、前のウィンドウに戻ります。
  5. [標高モード] については、「標高モードの変更」をご参照ください。
  6. [ラベル] については、「ラベルの適用」をご参照ください。
  7. [エッジ] については、「エッジの視覚化」をご参照ください。

タイプ

テキスト属性または数値属性を持つ 3D オブジェクト レイヤーに、[タイプ] スタイルを使用します。 [タイプ] スタイルは、[2D タイプ][3D タイプ] スタイルと同じように、ゾーニングなどの属性に基づいて建物を個別に色分けしたい場合に使用します。

  1. レイヤーのシンボルの設定」ワークフローの手順に従います。

    [タイプ] ウィンドウが表示され、指定した属性が [マッピングされた属性] ボックスに表示されます。

  2. [属性値] リストを変更します。

    最もよく使用される属性値がリストされます。 残りの属性値は [その他] セクションに自動的に分類されます。 デフォルトでは、属性値はフィーチャ数 (各属性値の横に表示される) を基準にして降順にリストされます。 フィーチャの総数はリストの最上部に表示されます。

    1. 変更する属性値をクリックします。

      次のいずれかを実行します。

      • シンボルを変更します。
      • 属性値をドラッグして、リスト内および凡例内での順序を変更します。
      • 属性値の名前を変更するには、属性値を選択して名前をクリックします。
    2. リスト上部の [すべて選択] をクリックして、すべての値を変更します。

      個々の値の変更作業に戻るには、値をクリックするか、リストの上部にある [1 つ選択] をクリックします。

    3. [その他] セクションの属性値を変更します。

      次のいずれかを実行します。

      • シンボルを変更します。
      • 個々の属性値をメイン リストの内外にドラッグします。
      • [すべて選択] をクリックして、すべての値をドラッグします。
      • 表示 その他の値を表示 または非表示 その他の値を非表示 ボタンをクリックして、[その他] セクションにあるフィーチャを表示するか、非表示にします。 デフォルトでは、これらの属性フィーチャは非表示になっています。 非表示になっているフィーチャは、メイン リストにドラッグされると、シーン内と凡例内に表示されるようになります。

    ヒント:
    レイヤーに表示する値を 10 個未満にすることが理想的です。10 個よりも多いと、区別するのが難しくなります。

  3. [テクスチャ] で、3D オブジェクト レイヤーのテクスチャの表示を構成します。

    テクスチャは、建物の正面など、モデルの面上の画像です。 テクスチャを変更するには、以下のオプションがあります。

    • [元のテクスチャ] - 元の配色を持つ既存のテクスチャを使用します。
    • [グレースケール テクスチャ] - 既存のテクスチャをグレースケール テクスチャに変換します。
    • [色付きテクスチャ] - 指定した色を既存のテクスチャに適用します。
    • [色のみ] - 色のみ適用します。
      注意:

      [元のテクスチャ] または [グレースケール テクスチャ] が選択されている場合、[色] は使用できなくなります。 3D オブジェクト レイヤーにテクスチャがない場合は、[色] オプションしか表示されません。

  4. [色] でカラー パレットをクリックします。

    次のいずれかを実行します。

    1. [塗りつぶし色] 鉛筆 をクリックして、塗りつぶし色オプションを表示します。
      • カラー パレットで色を選択します。
      • HEX、RGB、または HSV 値を使用してユーザー設定の色を作成します。
      • [保存済み] で、保存済みの色を適用できます。 色を追加または削除するには、追加 または 縮小 をクリックします。
      • [完了] をクリックすると設定が適され、前のウィンドウに戻ります。

      最新の塗りつぶし色が表示されます。

    2. [塗りつぶしの透過表示] をクリックし、スライダーを使用するか、値を入力して透過表示を設定します。
    3. [キャンセル] をクリックすると、色の設定を適用せずに前のウィンドウに戻ります。
    4. [完了] をクリックすると設定が適され、前のウィンドウに戻ります。
  5. カラー ランプをすべての属性値に適用するには、[属性値] リストの上部にある [すべて選択] をクリックします。

    ソリッド カラー パレットがカラー ランプになります。

    1. [塗りつぶし色] 鉛筆 をクリックして、塗りつぶし色オプションを表示します。
      • [カテゴリ] で、選択元のカラー ランプのタイプを選択します。
      • [ランプ カラーの反転] カラー ランプの反転 をクリックして、色を反転させます。
      • [完了] をクリックして、前のウィンドウに戻ります。
    2. ランプをソリッド カラーに変更する [ソリッド カラー] をクリックしてし、塗りつぶしオプションを表示します。
  6. [標高モード] については、「標高モードの変更」をご参照ください。
  7. [ラベル] については、「ラベルの適用」をご参照ください。
  8. [エッジ] については、「エッジの視覚化」をご参照ください。

標高モードの変更

標高モードを変更して、レイヤーの配置をカスタマイズします。 [オフセット] に、正の値または負の値 (メートル単位) を入力して、レイヤーをそれぞれ高い値または低い値にオフセットします。 [絶対高度] は、3D オブジェクト レイヤーの [標高モード] 設定に自動的に設定されます。

注意:
OSM 3D 建物と OSM 3D 樹木には Z 値が含まれないため、標高モードは [地面を基準] に設定されています。

ラベルの適用

レイヤーでラベルを使用できる場合は、[ラベル] 切り替えボタンが表示されます。 シーンにラベルを表示することで、レイヤー内の属性に基づいて、シーンに関する情報をすばやく伝えることができます。

  1. [ラベル] 切り替えボタンをクリックすると、レイヤー内でのラベルの表示/非表示が切り替わります。
  2. ラベルを構成するには、次のいずれかを実行します。
    • [テキスト] で、ドロップダウン メニューをクリックして、ラベリングするための属性を選択します。 カスタム ラベル式を Map ViewerMap Viewer Classic などの他のアプリで保存したとき、[<カスタム>] を選択できます。
    • [サイズ] で、ラベル サイズを [小][中][大] の中から選択します。
    • [色] で、[明色] または [暗色] を選択して、テキストを明色または暗色に設定します。
    • [吹出しのサイズ] で、適切な縮尺 (市、地方、世界) と吹出し線の長さ (小または大) を選択します。 縮尺は、縮小したときに表示される吹出し線の長さに影響します。
      • 吹出しを使用しない場合は、[<なし>] を選択します。
      • カスタムの吹出し線を他のアプリ (ArcGIS Pro など) で保存したとき、[<カスタム>] を選択できます。
    • [遠近法の適用] 切り替えボタンをクリックすると、より直感的に (ラベルが遠く離れるにつれてサイズが小さくなるように) ラベルを表示できます。

エッジの視覚化

[エッジ] 切り替えキーを使用すると、建物のエッジやアウトライン (基礎構造、外壁、バルコニー、屋根など) を強調し、スタイルを設定することができます。

[エッジ] を使用するには、以下の手順を実行します。

  1. [エッジ] 切り替えキーをクリックすると、建物内でのエッジの表示/非表示が切り替わります。
  2. [スタイル] では、エッジを定義するラインのスタイルを選択します。
    • [実線] - 実線の直線
    • [スケッチ] - 手書きのスケッチ ライン
    • [<カスタム>] - 他のアプリ (ArcGIS Pro など) で保存したときに使用可能な、カスタムスタイルのライン
      注意:

      [<カスタム>] を選択した場合、[色][サイズ] オプションは使用できません。

  3. [色] では、エッジ ラインを [明色][暗色] のどちらかに設定します。
  4. [サイズ] では、ラインの太さを [細線][標準][太線] のいずれかに設定します。