プロフィールと設定の管理

ユーザー アカウント情報および設定をプロフィール ページと設定ページで表示して管理できます。

プロフィールの表示

プロフィール ページは、ユーザー名、プロフィール写真、自己紹介、プロフィール表示設定など、ユーザー アカウントに関する基本情報で構成されます。 さらに、プロフィールページには、所属するグループのリスト、所有するアイテムの数、および上位共有アイテム (関連性に基づく) のギャラリーも表示されます。

プロフィールを表示するには、サイン インしていることを確認し、サイト上部にあるユーザー名をクリックして、[マイ プロフィール] をクリックします。

設定の表示

設定ページには、ユーザー アカウント設定が表示されます。 設定を表示するには、サイン インしていることを確認し、サイト上部にあるユーザー名をクリックして、[設定] をクリックします。

ヒント:

また、プロフィール ページで [設定の表示] をクリックすることでも設定にアクセスできます。

設定は次に示すタブで整理されています。

  • [一般] - 言語、数字および日付の形式、地域、距離の計測単位などの一般設定。 組織がメンバー カテゴリを設定している場合、割り当てられたメンバー カテゴリは [メンバー カテゴリ] に表示されます。 メンバーを表示する権限を持つデフォルトの管理者と組織のメンバーは、割り当てられたメンバー カテゴリを設定ページで表示することもできます。
  • [セキュリティ] - パスワードやセキュリティの質問などのセキュリティ設定を変更するオプション。
  • [ライセンス] - ライセンスの詳細。割り当てられたユーザー タイプロール、アプリ ライセンスなど

プロフィールと設定の変更

一部のプロフィール情報と設定は変更することができます。

説明情報、プロフィール表示設定、ポータル Web サイトの言語、および距離の計測単位を更新できます。 ユーザー名またはロールを更新することはできません。 組み込みのポータル アカウントを使用する場合は、パスワード、ID に関する質問と答え、ポータルにサイン インするたびに表示されるページ ([開始ページ]) の更新もできます。

名前とユーザー名

名前は、他のユーザーが Web サイトでユーザー名をクリックしたときに、プロフィール ページの上部に表示されます。 たとえば、Web Map by Krystal_Aikins_doc のアイテム リストを見つけ、[Krystal_Aikins_doc] をクリックして、Krystal Aikins のプロフィールにアクセスします。 この例では、Krystal_Aikins_doc がユーザー名で、Krystal Aikins が名前 (名と姓) です。 名前は変更できますが、ユーザー名を変更することはできません。

注意:

ArcGIS Enterprise の一部の領域では、大文字と小文字を区別したユーザー名を入力する必要があります。

自己紹介とプロフィール写真

ユーザーの自己紹介を追加すると、他のユーザーがそのユーザー自身や、ユーザーのグループ、およびユーザーが共有するコンテンツについての理解を深めるのに役立ちます。 プロフィールによって、同じような関心を持つ他のユーザーとコンタクトしたり、地理情報、マップ デザイン、アプリ開発などにおいて、信頼を得ることができます。 自分のグループ、マップ、アプリに関心を持ってもらうきっかけにもなります。 連絡先情報や専門分野および関心のある分野を含めると便利です。

また、ユーザー自身の写真、ロゴ、またはユーザーを表すものをサムネイル画像として含めるのも有益です。 最適な結果を得るには、PNG、GIF、または JPEG 形式の画像を幅 200 ピクセル、高さ 200 ピクセルにする必要があります。 最大ファイル サイズは 10 MB です。

プロフィール表示設定

デフォルトでは、ポータルに匿名でアクセスする組織のメンバーとユーザーの両方がプロフィールを表示でき、パブリック コンテンツと所有するグループを確認できます。

プロフィールを閲覧できる範囲を変更するには、プロフィール ページで別の [プロフィール表示設定] オプションを選択します。 たとえば、他のユーザーが閲覧できる範囲を制限する場合は、プロフィール表示設定を [非公開] に設定します。

組織サイトのメンバーはプロフィール表示設定を次のいずれかに設定できます。

  • [非公開] - デフォルト管理者と組織のメンバーを表示および更新する管理権限を持つユーザーを除いて、所属する組織のメンバーにはメンバー リスト内に自分の名前が表示されず、正確なユーザー名を検索した場合のみグループに加入するよう招待できます。 組織または一般ユーザーとアイテムまたはグループを共有した場合、共有されたアイテムまたはグループを見つけたユーザーは、ユーザー名をクリックして、限られたプロフィール情報を表示できます。
  • [組織] - 組織のメンバーにはメンバー リスト内に自分の名前が表示され、グループに加入するよう招待したり、プロフィールを表示することができます。
  • [すべての人 (パブリック)] - 組織が組織外での共有を許可している場合、自分のプロフィールをすべてのユーザーに表示できます。 メンバーの閲覧や更新、およびメンバーのコンテンツをパブリックに共有する管理権限を持つメンバーは、組織で一般公開がオフになっていてもプロフィールを表示させることができます。 プロフィールを一般ユーザーに表示するようにした場合、誰でもグループに加入するよう招待したり、プロフィールを表示することができます。

注意:

プロフィール表示設定がプライベートに設定されている場合でも、デフォルト管理者と、メンバーを表示および更新する管理権限を持つユーザーは完全なプロフィールと設定を表示して編集することができます。

アイテム ギャラリー

プロフィール表示設定によっては、プロフィール ページに共有アイテムのギャラリーが表示されることがあります。 アイテム ギャラリーに表示されるアイテムを制御したり、関連性に基づいて上位アイテムを表示したりすることができます。 また、アイテムのサムネイルをドラッグして、ギャラリー内で表示される順序を変更することもできます。

プロフィール ページのアイテム ギャラリーに含めるアイテムを指定するには、[アイテムのカスタマイズ] をクリックします。 含めるアイテムのカード上のチェックボックスをオンにします。すべてのアイテムを選択するには [ページ上のすべてを選択する] をクリックします。 ギャラリーからアイテムを削除するには、アイテム カード上のチェックボックスをオフにするか、選択したアイテム リストで選択を解除します。 必要に応じて、検索、フィルター、並べ替えオプションを使用して、アイテムを探します。 完了したら [保存] をクリックします。

関連性に基づく上位アイテムの表示に戻すには、[デフォルトにリセット] をクリックします。

電子メール アドレス

デフォルト管理者である場合は、設定ページの [一般] タブで電子メール アドレスを変更できます。 組織の電子メール設定が構成されている場合、電子メール通知がこの電子メール アドレスに送信されます。

スタート ページ

組み込みアカウントを使用している場合は、設定ページの [一般] タブにある [開始ページ] 設定で、ポータル Web サイトにサイン インするたびに表示されるページを指定できます。 たとえば、サイン インした直後にコンテンツ ページを表示する場合は、ドロップダウン メニューから [コンテンツ] を選択します。 表示されるページの選択肢は、所有している権限によって異なります。 この設定を変更しないと、サイン インした時点で自分のロールのデフォルトの開始ページ (管理者と管理権限を持つユーザーの場合は組織ページ、それ以外のすべてのユーザーの場合はホーム ページ) が引き続き表示されます。

プライマリ マップ ビューアー

管理者が組織のプライマリ マップ ビューアーを指定している可能性があります。 ポータルでマップとレイヤーを操作する際に異なるマップ ビューアーを使用する場合は、変更することができます。 新しい Map Viewer (前のリリースでは個別のベータ インストールとして利用できましたが、現在はポータルに最初からあります) を使用するには Map Viewer を選択し、Map Viewer Classic (旧名称 Map Viewer) を使用するには Map Viewer Classic を選択します。 指定したマップ ビューアーは、デフォルトでは Web サイト上部の [マップ] リンクをクリックするか、コンテンツ ページまたはアイテム ページからマップとサポートされているレイヤーを開いたときに開きます。

注意:

Map ViewerMap Viewer Classic は、どのプライマリ マップ ビューアーを指定した場合でもアプリ ランチャーから使用できます。

言語、数字および日付の形式

ポータル管理者が組織サイトの言語を設定している場合がありますが、設定を更新することで、自分の表示言語を設定することができます。 設定ページの [一般] タブで言語を変更できます。

プロフィールの言語が英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、またはスペイン語に設定されている場合、ArcGIS Enterprise ポータルでの日付と数値の表示方法を変更できます。 たとえば、言語が英語に設定されている場合、オーストラリア、英国、カナダ、米国向けの「CLDR (Common Locale Data Repository)」で定義されている形式を使用して日付と数値を表示できます。

詳細については、「言語の設定」および「数字および日付の形式」をご参照ください。

Units

管理者は、マップ縮尺記号、計測ツール、ルート案内、解析のデフォルト単位を設定している可能性があります。 表示される単位は、設定ページの [一般] タブにある [単位] 設定によって変更できます。 米国規格では、単位がマイル、フィート、インチに設定されます。メートル法では、単位がキロメートル、メートル、センチメートルに設定されます。

パスワードとセキュリティの質問

組織サイトに加入したときに自分または管理者が作成した組み込みアカウントを持っている場合、パスワードを変更できます。 プロフィール ページにあるパスワード セクションで、組織の要件に合ったパスワードを入力します。 ArcGIS のデフォルト ポリシーを使用する場合、パスワードは最低 8 文字で、1 つ以上の文字と 1 つ以上の数字を含んでいる必要があります。 空白文字は使用できません。 パスワードは小文字と大文字が区別されます。 確認のためパスワードを再入力します。

注意:

脆弱なパスワードは受け付けられない場合があります。 「password1」などの、よく使用されるパスワード、または繰り返し文字や連続的文字を含むパスワード (たとえば、「aaaabbbb」や「1234abcd」) である場合、そのパスワードは脆弱であると見なされます。

パスワードを変更する場所は、アカウントの種類によって異なります。

  • 組織サイトに加入したときに、自分または管理者が作成したアカウントの場合 - [プロフィール] ページ
  • ネットワーク ログイン アカウントの場合 - ネットワーク管理者に確認してください。

ArcGIS Enterprise ポータルは、パスワードをリセットするために、セキュリティの質問を使用します。 セキュリティの質問と答えを変更する場所は、アカウントの種類によって異なります。

  • 組み込みアカウントの場合 - [プロフィール] ページ
  • 組織固有のアカウントの場合 - 適用されません (ポータルでは、組織固有のログインのパスワードはリセットされません)。

パスワードのリセット

組み込みアカウントを持っている場合、サイン イン ページの [パスワードを忘れた場合] リンクからパスワードを作成することもできます。

  1. ポータルで、サイトの上部にある [サイン イン] をクリックします。
  2. [パスワードを忘れた場合] リンクをクリックし、ユーザー名を入力して、[続行] をクリックします。

    プロンプトが表示された場合は、このページでセキュリティの質問に答え、パスワードをリセットして、[パスワードの変更] をクリックします。

    組織の電子メール設定が構成されている場合、パスワードをリセットするリンクが、プロフィールに関連付けられている電子メールに送信されます。

  3. 電子メールを開いて、表示されたリンクをクリックします。[パスワードのリセット] ページが読み込まれたら、次の操作を行います。
    1. セキュリティの質問に答えます。
    2. 新しいパスワードを入力して確定します。
  4. [パスワードの変更] をクリックします。

多要素認証

多要素認証では、サイン イン時にユーザーの名前とパスワードに加えて確認コードを要求することで、セキュリティ レベルを強化します。

注意:

このオプションは、組み込みアカウントの多要素認証を制御します。 SAML または OpenID Connect のログインに基づくアカウントの多要素認証を構成するには、ID プロバイダーに連絡して、対応するオプションを構成してください。

組織で電子メール設定が構成されている場合のみ、組み込みアカウントの多要素認証を有効化できます。

多要素認証を有効化するには、ArcGIS Enterprise でサポートされている次の認証アプリがモバイル デバイスにインストールされている必要があります。Google Authenticator (Android および iOS の場合) または Authenticator (Windows Phone の場合)。

  1. 設定ページの [セキュリティ] タブにある [多要素認証] で、[有効化] をクリックします。
  2. 必要に応じて、サポートされている認証アプリをモバイル デバイスにインストールします。 [次へ] をクリックします。
  3. 表示された QR コードを認証アプリでスキャンし、[次へ] をクリックします。

    スキャンで問題が発生した場合は、[コードをスキャンできない場合] をクリックした後、表示された 16 文字のコードを入力して [次へ] をクリックします。

    この 16 文字のコードは、認証アプリでユーザーのアカウントを設定する場合にのみ使用されます。 セキュリティ上の理由から、コードを保存しないでください。

  4. アプリで生成された、有効期限のある一意の 6 桁の確認コードを入力して [完了] をクリックします。

これで、アカウントの多要素認証が有効になりました。組織サイトにサイン インするごとに、ユーザー名とパスワードに加えて、認証アプリで生成されたコードも入力する必要があります。

多要素認証で問題が発生した場合、認証コードの入力を求めるページに存在する [お使いのコードによるサイン インで問題が発生しましたか] リンクを使用して管理者にサポートを求めることができます。 また、トラブルシューティングのヒントも使用できます。 多要素認証は、[無効] をクリックしていつでも無効化できます。 ユーザーの代わりに、管理者が多要素認証を無効にすることもできます。