データ品質を向上させるために、ホスト フィーチャ レイヤーのフィールドで許容される値のリストまたは範囲を編集者に提供できます。 たとえば、市全域に配置された市所有のゴミ箱についての情報がホスト フィーチャ レイヤーに格納されているとします。 市は、容量が 15 ~ 50 ガロンのプラスチック製ゴミ箱とアルミニウム製ゴミ箱を使用しています。 編集者の不正な値の入力や入力ミスを避けるために、プラスチックとアルミニウムの 2 つの値を含むマテリアル フィールドの選択リストを作成して、ゴミ箱の容量フィールドで最小値を 15、最大値を 50 に設定します。
テキスト フィールド、数値 (integer、small integer、double) フィールド、日時 (date、date only、time only) フィールドの許容される属性値のリストを作成できます。 数値フィールドと日時 (date、date only、time only) フィールドに設定可能な最小値と最大値を定義することもできます。
ドメイン リストの作成
値のリストを定義するときは、コードとラベルを設定します。 ラベルは、ArcGIS Enterprise ポータルでアクセスしたときに値のリストと属性テーブルでユーザーに表示される値です。
リストを定義する際は、次のオプションがあります。
- コード値とラベル値を入力します。
- ArcGIS Enterprise でフィールドを検索することで、既存のすべての個別値をリストに設定します。
コードとラベルのリストは同じになります。 コードごとに別のラベル値を指定できます。 ラベルとコードの値ペアをリストに追加することもできます。
- ラベル値とコード値をカンマ区切り値 (CSV) ファイルからインポートします。
列にそれぞれ Label と Code という名前を指定します。 ファイルに、これらの名前の列が含まれていない場合は、ファイルの最初の 2 つの列が使用されます。 ファイルの他のフィールドはすべて無視されます。
これはカンマ区切り値ファイルであるため、カンマを含む数値が個別の値として読み取られます。 カンマを数値に含めることはできません。 例として、数値フィールドのコードが 1000000 で、1,000,000 ではない場合、後者のコードは 1、000、000 の 3 つの個別の値として読み取られます。
文字列フィールド タイプの場合、.csv ファイルのコード値は、そのフィールドに定義された最大長より小さい値である必要があります。
.csv ファイルに含まれている日付と時間の値のフィールド値は次の形式である必要があります。
フィールドのデータ タイプ サポートされている形式 Date YYYY/MM/DD hh:mm:ss または YYYY-MM-DD hh:mm:ss
ミリ秒が存在する場合は、削除されます。
Date Only YYYY-MM-DD Time Only 24 時間形式 hh:mm:ss
注意:
Date フィールド データ タイプは UTC (協定世界時) で格納されますが、お使いのブラウザーで使用される現地時間で表示されます。 詳細については、「ホスト フィーチャ レイヤーの日付値の保存」および「Date フィールドの表示方法」をご参照ください。
使用可能な値の数が限られている場合、編集者がフィールド入力に使用できる値のリストを作成すると便利です。
ホスト フィーチャ レイヤーでフィールドに有効な値のリストを作成するには、以下の手順を実行します。
- 組織サイトにサイン インします。
ホスト フィーチャ レイヤーの所有者またはデフォルト管理者ロールのメンバーとしてサイン インする必要があります。
- ホスト フィーチャ レイヤーのアイテム ページを開き、[データ] タブをクリックして属性テーブルを開きます。
- [フィールド] ボタン
をクリックします。 - ホスト フィーチャ レイヤーに複数のサブレイヤーが含まれる場合、[レイヤー] ドロップダウン メニューを使用して、必要なフィールドを含むサブレイヤーを選択します。
- フィールドの表示名をクリックして、そのフィールドの設定を開きます。
- [ドメイン] セクションまでスクロールして、[開始] をクリックします。
- 次のいずれかを選択して、ドメイン リストを定義します。
- [値の入力] - すべてのラベルと対応するコードを入力します。
- [値の検索] - フィールドに格納される既存の個別値がラベルとコードの両方として表示されます。 必要に応じてラベルを変更します。
注意:
[値の検索] オプションを使用した場合、テーブルの最初の 2,000 個の個別値のみが表示されます。
- [値のインポート] - ラベルとコードを含む .csv ファイルを指定します。
- [次へ] をクリックします。
- 必要な追加のラベルとコードのペアごとに、次のいずれかを実行します。
- リストの最後に新しいペアを追加するには、[値の追加] をクリックし、別のラベルとそれに対応するコードを入力します。

値の追加をクリックして、ラベルとコードのペアをリストの最後に追加します。 - 新しいペアを既存のペアの前に挿入するには、ラベルとコードのペアの横のボックスをオンにして、その横の [オプション] ボタン
をクリックし、[上に追加] をクリックして新しいラベルとコードを入力します。
オプション メニューから上に追加を選択して、選択した行の上に行を挿入します。 - 新しいペアを既存のペアの後に挿入するには、ラベルとコードのペアの横のボックスをオンにして、その横の [オプション] ボタン
をクリックし、[下に追加] をクリックして新しいラベルとコードを入力します。
オプション メニューから下に追加を選択して、選択した行の下に行を挿入します。
- リストの最後に新しいペアを追加するには、[値の追加] をクリックし、別のラベルとそれに対応するコードを入力します。
- 順番を変更するには、リスト内でラベルとコードのペアをリストの上下にドラッグします。
- 1 つのラベルとコードのペアを削除するには、ラベルとコードのペアの横の [オプション] ボタン
をクリックし、[削除] をクリックします。
オプション メニューから削除を選択して、選択した行を削除します。 - 複数のラベルとコードのペアを削除するには、削除するペアごとにその横のボックスをオンにして、[ドメインの管理] ウィンドウの上部にある [選択項目の削除] をクリックします。
すべてのラベルとコードのペアを選択するには、[ラベル (表示値)] の横のボックスをオンにします。
- フィールドの推奨値のリストを定義し終えたら、[保存] をクリックします。
インポートした .csv ファイルに空のラベルやコードが存在するか、重複するラベルやコードが含まれている場合や、フィールドの最大長 (精度) を超えているコードがそのファイルで定義されている場合など、リストにエラーが含まれている場合は、エラーが発生しているのでドメインが保存されないことを示すメッセージが返されます。
ドメイン リストのエラーを特定して修正するには、[エラーの表示] 切り替えボタンを有効にします。 すべてのエラーが修正されたら、[保存] をもう一度クリックします。
値のリストを編集者が使用できるようになります。
フィールドで NULL 値を使用できる場合、ユーザーに表示される値のリストには、定義した値のほかに [- 値なし -] オプションが含まれます。
ドメイン リストの編集
既存の値のリストのコンテンツと外観を変更できます。 たとえば、市にはプラスチック製ゴミ箱よりも多くのアルミニウム製ゴミ箱がある場合、それをリスト内で編集者に表示する最初の値にすることがあります。 または、値を追加する必要がある場合があります。 ゴミ箱のリストでスチール製ゴミ箱を使用できるようにする必要がある場合、リストを編集してこの新しい値を追加できます。
リスト内で既存のラベル値を変更することもできます。 これを行うと、ユーザーがポータルで値のリストと属性テーブルを表示するときに新しいラベルが表示されます。
注意:
既存のコード値を変更することはできますが、コードを使用しているフィールドにデータが存在する場合はおすすめしません。 コード値を変更するとき、テーブル内で既存の属性値は更新されません。 リストから値を削除することもできますが、属性テーブル内の既存値は、ラベルではなくコードで表示されます。 たとえば、プラスチック (PL) 値を削除すると、ポータルで属性テーブルを表示すると「PL」が表示されます。
ホスト フィーチャ レイヤーでフィールドに有効な値のリストを編集するには、以下の手順を実行します。
- 組織サイトにサイン インします。
ホスト フィーチャ レイヤーの所有者またはデフォルト管理者ロールのメンバーとしてサイン インする必要があります。
- ホスト フィーチャ レイヤーのアイテム ページを開き、[データ] タブをクリックして属性テーブルを開きます。
- [フィールド] ボタン
をクリックします。 - ホスト フィーチャ レイヤーに複数のサブレイヤーが含まれる場合、[レイヤー] ドロップダウン メニューを使用して、必要なフィールドを含むサブレイヤーを選択します。
- フィールドの表示名をクリックして、そのフィールドの設定を開きます。
- [ドメイン] セクションまでスクロールして、[編集] をクリックします。
- 必要に応じて、[検索] フィールドにラベルまたはコード名を入力して、編集するドメインを検索します。
- 必要に応じて、次のいずれかの編集を実行します。
- ラベルとコードのペアを新しい場所にドラッグして、リストを並べ替えます。
- [値の検索] をクリックして、レイヤー内で現在ドメインに含まれていないすべての個別値をドメイン リストに追加します。

- [値の追加] をクリックして、新しいラベルとコードを入力してリストの最後に追加します。
- 新しいラベルとコードのペアを既存のペアの前に挿入するには、ラベルとコードのペアの横のボックスをオンにして、その横の [オプション] ボタン
をクリックし、[上に追加] をクリックして新しいラベルとコードを入力します。
オプション メニューから上に追加を選択して、選択した行の上に行を挿入します。 - 新しいペアを既存のペアの後に挿入するには、ラベルとコードのペアの横のボックスをオンにして、その横の [オプション] ボタン
をクリックし、[下に追加] をクリックして新しいラベルとコードを入力します。
オプション メニューから下に追加を選択して、選択した行の下に行を挿入します。 - ラベル値またはコード値を変更するには、該当するフィールドに新しい値を入力します。
- 1 つのラベルとコードのペアを削除するには、ラベルとコードのペアの横の [オプション] ボタン
をクリックし、[削除] をクリックします。
オプション メニューから削除を選択して、選択した行を削除します。 - 複数のラベルとコードのペアを削除するには、削除するペアごとにその横のボックスをオンにして、[ドメインの管理] ウィンドウの上部にある [選択項目の削除] をクリックします。
ヒント:
すべてのラベルとコードのペアを選択するには、[ラベル (表示値)] の横のボックスをオンにします。
- フィールドの推奨値のリストを編集し終えたら、[保存] をクリックします。
値のリストの削除
属性値の追加時または更新時に編集者が指定する値を制限する必要がなくなった場合 (ゴミ箱マテリアルのリストが非常に長くなったので、編集者がフィールドの情報を更新しているときに利用できなくなった場合など)、値のリストを削除できます。 以降の編集を実行したときに、編集者に値のリストが表示されなくなります。
注意:
属性テーブル内の既存の値はテーブルに残ったままになりますが、ラベルではなくコードで表示されます。 たとえば、マテリアル フィールドから値のリストを削除した場合、ポータルで属性テーブルを表示すると「PL」と「AL」が表示されます。
値のリストを削除するには、次の手順を実行します。
- 組織サイトにサイン インします。
ホスト フィーチャ レイヤーの所有者またはデフォルト管理者ロールのメンバーとしてサイン インする必要があります。
- ホスト フィーチャ レイヤーのアイテム ページを開き、[データ] タブをクリックして属性テーブルを開きます。
- [フィールド] ボタン
をクリックします。 - ホスト フィーチャ レイヤーに複数のサブレイヤーが含まれる場合、[レイヤー] ドロップダウン メニューを使用して、必要なフィールドを含むサブレイヤーを選択します。
- フィールドの表示名をクリックして、そのフィールドの設定を開きます。
- [ドメイン] セクションまでスクロールして、[編集] をクリックします。
- [ドメインの管理] ウィンドウの下部にある [リストの削除] をクリックします。
- [リストの削除] をクリックして、値のリストを削除することを確認します。
最小値と最大値を設定します。
small integer、integer、double、date、date only、time only フィールドの有効な最小値と最大値の範囲を定義できます。 編集者がフィールドの値を追加または更新すると、入力した値が範囲外の場合に警告が表示されます。 編集を継続すると、フィールドは前の値に戻されます。
フィールドの最小値と最大値の範囲を設定するには、次の手順を実行します。
- 組織サイトにサイン インします。
ホスト フィーチャ レイヤーの所有者またはデフォルト管理者ロールのメンバーとしてサイン インする必要があります。
- ホスト フィーチャ レイヤーのアイテム ページを開き、[データ] タブをクリックして属性テーブルを開きます。
- [フィールド] ボタン
をクリックします。 - ホスト フィーチャ レイヤーに複数のサブレイヤーが含まれる場合、[レイヤー] ドロップダウン メニューを使用して、必要なフィールドを含むサブレイヤーを選択します。
- フィールドの表示名をクリックして、そのフィールドの設定を開きます。
- [ドメイン] セクションまでスクロールして、[開始] をクリックします。
- [範囲] を選択して [次へ] をクリックします。
- 使用可能な最低値を [最小値] フィールドに入力します。
- 使用可能な最高値を [最大値] フィールドに入力します。
- フィールドの値の範囲を定義し終えたら、[保存] をクリックします。
フィールドの有効な値の範囲を増減できます。 範囲を小さくすると、新しい範囲の外にあるフィールド内の既存の値はテーブル内に残ったままになります。 これらの値が有効でなくなった場合、手動で編集する必要があります。
ドメインのリストまたは範囲を設定または編集する場合の注意事項
値のリストまたは範囲を操作する際には、以下の点に注意してください。
- 数値フィールドと日時フィールドの場合、リストまたは範囲を定義することはできますが、両方は定義できません。 どちらか一方を定義すると、もう一方は構成できません。
- shape_area、shape_length、FID、ObjectID などのシステム フィールドに対してリストを構成したり、最小値と最大値を設定したりすることはできません。
- ホスト フィーチャ レイヤーからホスト フィーチャ レイヤー ビューを作成した場合、リストまたは範囲ドメインはビュー内のレイヤーに適用されますが、ビューからは変更できません。 ArcGIS Server フィーチャ レイヤーにリストまたは範囲ドメインを適用するには、ジオデータベースのデータにドメインを定義してから、フィーチャ レイヤーを公開する必要があります。 詳細については、ArcGIS Pro ヘルプの「ドメインの作成と管理」をご参照ください。
- ホスト フィーチャ レイヤーのみにドメインのリストと範囲を構成できます。ホスト フィーチャ レイヤー ビューまたは登録データを参照するフィーチャ サービスにはドメインのリストと範囲を構成できません。 登録データを参照するフィーチャ レイヤーにリストまたは範囲を適用するには、ジオデータベースのデータにドメインを定義してから、フィーチャ レイヤーを公開する必要があります。 詳細については、ArcGIS Pro ヘルプの「ドメインの作成と管理」をご参照ください。
- コード値ドメインを含む ArcGIS Pro のデータからホスト フィーチャ レイヤーを公開すると、これらのドメインはポータルのリストに表示されます。 ただし、ArcGIS Enterprise ポータルのリストは、個別のフィールドに対してのみ適用され、変更が可能です。1 つのフィールドに関するリストを変更しても、他のフィールドのドメイン値は変更されません。
- 登録済みデータを参照するフィーチャ サービスでは、フィールドのコード値ドメインと範囲ドメインをリスト、最小値、および最大値としてそれぞれ表示できますが、ポータルで編集することはできません。
- 他のフィールドに関連するドメインとサブタイプを含む ArcGIS Pro からホスト フィーチャ レイヤーを公開した場合、ポータルでドメインを表示または編集できません。