使用状況レポートの操作—ArcGIS Enterprise on Kubernetes

使用状況レポートは、ポータル Web サイトの Activity Dashboard for ArcGIS アプリを通じて表示することができます。使用状況レポートにアクセスするには、管理者または適切な権限を持つメンバーとしてポータル Web サイトにログインし、[組織] > [ステータス] の順にクリックします。使用状況レポートの操作方法の説明については、以下のセクションをご参照ください。

使用状況レポートの分類

使用状況レポートは、[コンテンツ]、[メンバー]、および [グループ] の 3 つのカテゴリに分類されます。

コンテンツ - コンテンツレポートには、メンバーによるコンテンツの作成、使用、および共有の状況が表示されます。このタブを使用し、マップ、レイヤー、ファイル、アプリ、およびツールに関するサマリーレポートを表示します。組織の上位提供者を特定し、アイテムの地理範囲に関するフィードバックを得ることができます。
メンバー - メンバーレポートでは、組織のメンバーのステータスと、システム内のアクティビティを把握することができます。このタブを使用すると、メンバーやアカウントの数をタイプ別に集計し、メンバーのプロフィール情報を取得して、組織サイトの使用に関する認識を得ることができます。
[グループ] - グループレポートは、組織のメンバーによるコラボレーションの活動状況を表示します。このタブを使うと、グループのアクセス権、グループの所有者、注目のグループ、およびグループの共有ステータスを決定できます。

利用できる使用状況レポート

利用できる使用状況レポートは、表示しているカテゴリによって異なります。

コンテンツ

コンテンツレポートには、メンバーによるコンテンツの作成、使用、および共有の状況が表示されます。チャート、テーブル、およびマップは、レポートの詳細を調整できるドリルダウン操作をサポートしています。アプリ上部の時間を調整すると、レポートのレポート期間を変更できます。最大過去 12 か月のコンテンツアクティビティを表示することができます。デフォルトは 2 週間です。

コンテンツ詳細 - 組織内のアイテム数が 5 つのカテゴリ (マップ、レイヤー、ファイル、アプリ、およびツール) で表示され、それぞれのカウントが棒グラフで要約されます。カテゴリを選択して、対象のカテゴリの種類がどれだけあるかを確認し、追加情報のテーブルを表示します。アイテム名をクリックして、使用量の詳細のチャートを表示します。
コンテンツの範囲 - レポート期間中に組織サイトによって所有されているすべてのアイテムの地理範囲が表示されます。
コンテンツサマリー - レポート期間中に組織サイトに追加された新しいアイテムまたは変更されたアイテムの数が表示されます。提供者とは、レポート期間内にアイテムの作成や変更を行ったメンバーの数です。
提供者 - レポート期間中の上位提供者と、各メンバーがポータルに提供した量が表示されます。
共有サマリー - レポート期間中にメンバーがアイテムに対して設定している共有権限の状況が表示されます。
[アイテムのタグ] - 返されたすべてのアイテムで使用されているタグの順序付きリストが現在のアクティビティレポートに表示されます。タグサイズは、その使用頻度に基づいて調整されます。
[最も人気の高いコンテンツ] - Portal for ArcGIS がインストールされた日以降に閲覧された上位 10 件の組織サイト内のアイテムが表示されます。
[コンテンツの合計数] - 組織内のアイテム総数の集計カウントが表示されます。レポート可能なアイテムの最大数は 10,000 です。

メンバー

メンバーレポートは、組織サイトのメンバーの状態や、システムでの各メンバーのアクティビティを理解するのに役立ちます。チャート、テーブル、およびマップは、レポートの詳細を調整できるドリルダウン操作をサポートしています。アプリ上部の時間を調整すると、レポートのレポート期間を変更できます。最大過去 12 か月のメンバーアクティビティを表示することができます。デフォルトは 2 週間です。

[ロール別のメンバー] - ロール別のメンバーの分布、割り当てられたアカウントの数、割り当てられたユーザータイプの数を表示します。ポータルでは、メンバーにビューアー、ユーザー、公開者、管理者、またはカスタムの 5 つのロールのうちいずれかが割り当てられます。詳細については、「ユーザータイプ、ロール、権限」をご参照ください。
利用状況サマリーおよび統計情報 - 提供および共同アクティビティなど、選択した期間中に選択したメンバーのさまざまな使用量の情報が表示されます。選択したメンバーが所有しているすべてのアイテムの地理範囲も表示されます。メンバーの詳細レポートを変更するには、[ロール別メンバーレポート] テーブルから別のメンバーを選択します。

Groups

グループレポートには、組織サイトのメンバーによるアクティブな連携の状況が表示されます。

グループ - 組織サイト内のグループの総数が表示されます。
[新しいグループ] - 過去 30 日以内に組織サイトに作成されたグループの総数が表示されます。
グループの所有者 - 組織サイトにグループを 1 つ以上所有しているメンバーの割合が表示されます。
グループ提供者 - メンバーに読み取りと書き込みのアクセス権を付与しているグループの割合が表示されます。 100% からのこの値を引くことで算出された差が、読み取り専用のグループの割合を表します。
[グループアクセス] - グループを検索してメンバーシップを要求できるメンバーの状況が表示されます。
[グループの所有者] - 組織サイト内でグループを最も多く所有しているメンバーが表示されます。
[グループ共有] - 組織サイト全体でのグループの共有状況が表示されます。
[注目のグループ] - 組織サイト内の注目のグループ、グループに関する基本情報、および各グループ内のアイテム数が表示されます。

レポートの作成とスケジュール設定

デフォルト管理者ロールが付与されている場合、ArcGIS Enterprise 組織サイトのメンバーやアイテムの詳細を含む非同期レポートを生成することができます。メンバーレポートには、組織内の各メンバーの現在の情報が含まれています。アイテムレポートには、組織内の各アイテムの現在の情報が含まれています。これらのレポートは、詳細な分析を行うために CSV ファイルとしてエクスポートでき、今後の参照用に組織サイトの管理レポートアイテムとして保存されます。

レポートのスケジュールを設定して、自動的に実行することもできます。

レポートの作成

メンバーおよびアイテムレポートを作成するには、次の手順を実行します。

適切な権限を持っている組織サイトにサインインしていることを確認します。
サイトの上部にある [組織] をクリックして、[ステータス] タブをクリックします。
ページの上部にある [レポート] をクリックします。
[レポートの作成] をクリックし、[単一レポート] をクリックします。
[レポートタイプ] ドロップダウンメニューから、作成するレポートの種類を選択します。
デフォルトのレポート名をそのまま使用するか、デフォルト名を選択して必要な名前を入力することでカスタム名を指定します。
[レポートの作成] をクリックします。
レポートが生成され、[レポート] サブタブのレポートのリストに追加されます。このタブで、いつでもレポートを検索してアクセスできます。レポートはコンテンツ内に管理レポートアイテムとしても保存されます。

注意:
各タイプのレポートは、1 時間あたり 1 つのみ生成できます。

レポートスケジュールの作成

レポートは、毎日、毎週、または毎月、自動的に実行されるようスケジュールできます。レポートのスケジュールを設定するには、次の手順を実行します。

[レポート] サブタブで、[レポートの作成] をクリックし、[レポートスケジュール] をクリックします。
[レポートタイプ] ドロップダウンメニューから、スケジュールを設定するレポートの種類を選択します。
デフォルトのレポート名をそのまま使用するか、デフォルト名を選択して必要な名前を入力することでカスタム名を指定します。
レポートの頻度を選択します ([毎日]、[毎週]、[毎月])。
週次レポートでは、毎週のレポートの実行日を選択します。
[開始日] で、カレンダーから日付を選択します。
レポートは、選択した開始日になると自動的に生成されます。レポートは前の日、週、月の 12:00 a.m. UTC からの情報を反映します。
[終了] ドロップダウンメニューから、以下のいずれかを選択します。
- [なし] - スケジュールが削除されるまで、レポートは自動的に実行されます。
- [日付] - カレンダーから終了日を選択します。レポートは、指定された終了日まで自動的に実行されます。
- [作成レポート数] - テキストボックスに数値を入力します。レポートは、指定された数のレポートが生成されるまで、自動的に実行されます。
[スケジュールの作成] をクリックします。
レポートのスケジュールが作成されます。スケジュール設定されたレポートのリストを表示するには、[レポート] サブタブの [スケジュール設定されたレポート] をクリックします。スケジュール設定されたレポートの横にある [オプション] ボタンをクリックすると、スケジュールを一時停止、再開、編集、または削除することができます。

レポートの検索と操作

組織サイトの管理レポートを検索および操作するには、次のいずれかを実行します。

以前に生成されたレポートを検索するには、名前でレポートを検索し、フィルターを適用してレポートリストを絞り込みます。必要に応じて (所有者名などで) リストを並べ替えます。
レポートを .csv ファイルとしてエクスポートするには、レポートリストの横にある [ダウンロード] ボタンをクリックします。
レポート名を変更するには、レポートリストの横にある [その他のオプション] ボタンをクリックして、レポートの新しい名前を入力し、[保存] をクリックします。
レポートを削除するには、[オプション] ボタンをクリックして [削除] をクリックします。もう一度 [削除] をクリックして操作を確定します。
管理レポートのアイテムページを表示するには、レポートタイトルをクリックします。アイテムページから、管理レポートアイテムの情報や設定を追加および変更したり、共有権限が付与されている場合は、必要に応じて組織の他のメンバーと共有したりすることができます。

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