オーバービュー設定

ArcGIS Enterprise Manager は、最近のログ メッセージ、システム管理データ ストレージの空きディスク容量、システムおよびユーティリティ サービス ポッドのステータスを監視できるように、組織のアクティブなビューを提供します。

ArcGIS Enterprise Manager にサイン インすると、[概要] ページに、システムの現在のステータスのサマリーが表示されます。 このページでは、インデックス ステータスを表示するか、必要に応じてインデックスを再構築し、ログにアクセスして確認し、システム管理データ ストレージのステータスを調べることができます。

更新間隔

各リソース タイプの正常性やステータスなどの情報を取得およびキャッシュする頻度は更新間隔設定で指定します。 更新間隔を 0 に指定すると、指定したリソース タイプの情報は収集されず、キャッシュもされません。

[オーバービュー設定] で、このページの各機能エリアの更新間隔を設定します。 各リソース タイプのデフォルトの間隔には次の値が使用されます。

  • [重大なログ] - 0 分
  • [システム管理データ ストア] - 1 分
  • [システム サービス ポッド] - 1 分
  • [ユーティリティ サービス ポッド] - 1 分

更新間隔を更新して、ステータスが取得される頻度を増減したら、[保存] をクリックします。

更新間隔設定を元のデフォルト値に更新するには、[すべてをデフォルトにリセット] ボタンをクリックして、[保存] をクリックします。

重大なログ

[重大なログ] セクションでは、[重大] レベルで記録されたログなど、最新のログを確認できます。 ログには、ログの生成時のタイムスタンプが、重大レベル、簡潔なメッセージ、ログの取得元のポッド ソースとともに表示されます。 追加のログ、詳細、および設定を表示するには、[すべてを表示] をクリックします。

インデックス ステータス

[インデックス ステータス] セクションでは、組織のユーザー、グループ、およびアイテムのインデックス数とインデックス ストア数が同期されていることを確認できます。 アップグレードの後に、インデックス ストア値がインデックス値と一致しなくなる場合があります。 これはインデックス ストアが最新ではなく、インデックスの再構築を実行する必要があることを示しています。

インデックス ストアが最新の状態でないと、組織内のコンテンツを検索するときに問題が発生します。 検索時に見つからないコンテンツが、組織の他の場所で得られる場合があります。 組織が最適に機能するには、インデックスの再構築を実行する必要があります。

値が同期されていない場合は、[すべてのインデックスの再構築] ボタンをクリックします。

システム管理データ ストア

このセクションでは、システム管理データ ストアの正常性ステータスを表示および検証できます。

システム管理データ ストアには次のようなタイプがあります。

  • オブジェクト ストア - アップロードおよび保存されたコンテンツ、ホスト タイル/イメージ レイヤー キャッシュ、およびジオプロセシングの出力を格納するストレージ。
  • リレーショナル ストア - ホスト フィーチャ データと、カスタマイズや構成設定などの管理アイテムを格納するストレージ。 プライマリとスタンバイの 2 つのリレーショナル ストアが構成されます。
  • [時空間およびインデックス ストア] - ログとインデックスのほか、ホストフィーチャ データを格納するストレージ。
    注意:

    このリリースでは、時空間ホスト フィーチャ レイヤーはサポートされていません。

各データ ストア タイプの横で、ポッドの正常性ステータスを利用できます。 システム ストレージのステータスを更新するには、[検証] をクリックします。

リレーショナル ストアと時空間およびインデックス ストアの容量が閾値の制限に達すると、これらのストアは読み取り専用モードになり、新しいデータを受け入れません。

それぞれの専用ストレージ ポッドで利用可能なストレージまたはメモリを確認するには、データ ストア タイプをクリックして展開し、サマリーを表示します。 このリリースでは、メモリ サイズが事前に定義されており、スケーリングすることはできません。

注意:

利用可能なストレージとメモリの使用量情報は、クラウドネイティブなオブジェクト ストアでは利用できません。 専用のプラットフォーム上のストレージを簡単に見つけて管理できるよう、このページでサービス プロバイダー、定義されたリージョンまたはストレージ ドメイン、バケットまたはコンテナー名、認証タイプなどの関連情報を入手できます。

各ストレージ タイプの専用ポッドの数は、デプロイ時に選択されたアーキテクチャ プロファイルによって決まります。

システムおよびユーティリティ サービス ポッド

システムおよびユーティリティ ポッドは、マップ、アプリ、シーンなどのアイテムの共有、GIS サービスの公開、および統計情報と監視ツールの生成のための組織のワークフローをサポートする基盤のフレームワークを提供します。 システム サービスとユーティリティ サービスの両方のセクションでは、これらのリソースをサポートするために割り当てられたポッドの数を確認し、予想外にポッドの数が少ないか、または正常でないポッドがあるかを判断できます。

システムおよびユーティリティ サービス用のポッドの数を増減するには、[サービスデプロイメント] ページの設定を使用します。 [サービス] ページでこれらのポッドのサービスにリソースを再割り当てすることができます。