管理者は、ArcGIS Enterprise Manager にアクセスして、組織サイトの監視、更新、セキュリティ保護を行うことができます。 Kubernetes クラスターの監視と管理に使用するソフトウェアに加え、ArcGIS Enterprise Manager を使って ArcGIS Enterprise 組織のリソース使用状況を把握して再割り当てを行い、効率的に実行させることができます。
ArcGIS Enterprise Manager の概要
ArcGIS Enterprise Manager は複数のページに分かれており、さまざまな管理タスクを行えるようになっています。
- [概要] - 最近のログ メッセージ、システム管理データ ストレージの空きディスク容量、システムおよびユーティリティ サービス ポッドのステータスを監視します。
- [ログ] - システム内のすべてのログを確認および探索して、フィルターとログ レベルを使用して特定領域の詳細を表示します。
- [セキュリティ] - 組織の ID 証明書と信頼証明書を表示およびインポートして、アイデンティティ ストアを管理します。
- [サービス] - ポッドの拡張、リソース制限とサービス時間の設定、サービスの停止と開始によって、GIS、システム、ユーティリティの各サービス用のリソースを割り当てます。
- [バックアップ] - 組織のバックアップを作成、復元して、アイテム、サービス、データのある時点のスナップショットを保存します。
- [データ ストア] - ラスター解析をサポートし、クラウド サービス プロバイダーで構成されたオブジェクト ストアの資格情報を更新するために、システム管理ストレージを登録します。
- [システム] - デプロイメント ポッドのリソースを割り当てて、ポッド数をスケーリングし、ポッドごとにリソース制限を設定します。
- [健全性] - ヘルス チェック レポートを実行して、組織の健全性と安定性を検証してください。
- [設定] - コンテナー レジストリの資格情報を構成し、ArcGIS Web Adaptor を使用した構成用の登録トークンを取得して、読み取り専用モードを有効化します。
- [エクステンション] - カスタム ロジックを使用してマップおよびイメージ サービスを拡張します。
- [機能] - 前提条件を検証し、サポート リソースを追加することによって、組織内でライセンスされた機能を有効化します。
- [更新] - 最新機能、安定性の向上、機能強化を享受するために、ソフトウェアのパッチとアップグレードを適用します。
通知
次に示す管理タスクを実行すると、各ページの上部にある [通知] ポップアップにメッセージが表示されます。
- サービスの開始、停止、編集、拡張。
- サービスまたはシステム デプロイメントの編集または更新。
- ログの削除。
- バックアップ ストアの登録、またはバックアップの作成または削除。
[通知] ポップアップをクリックすると、各タスクの詳細とステータスを表示できます。
ArcGIS Enterprise Manager へのサイン イン
ArcGIS Enterprise Manager にアクセスするには、次の手順に従います。
- ブラウザーで、ArcGIS Enterprise Manager ページの URL にアクセスします。
これはデプロイメントの完全修飾ドメイン名 (FQDN) であり、その後にサイトのコンテキストと /manager が付きます (例: https://organization.example.com/<context>/manager)。
- [サイン イン] をクリックします。
- セットアップ中に作成した管理者アカウントの認証情報を入力します。