undeploy.sh スクリプトは、My Esri からダウンロードでき、*.tar.gz ファイルとして配布されます。
このスクリプトによって、ArcGIS Enterprise on Kubernetes 組織に関連付けられている、名前空間内のすべての Kubernetes リソースが削除されます。 このスクリプトは一般に次の目的で使用されます。
- 組織にアクセスできなくなった場合に復元を実行するための準備
- テストの目的で使用された一時的な組織のクリーンアップ
Ingress オブジェクトを保持するには、スクリプトを実行する際に -r 引数を含めます。 これにより、以降のデプロイメントおよび構成で組織の DNS レコードを更新する追加の手順を省くことができます。
クラウド デプロイメントの場合、デプロイメント中にプロビジョニングされた関連ロード バランサーもこのツールによって削除されます。 -r 引数を使用すると、ロード バランサーが保持されます。
以下に、スクリプトを使用して ArcGIS Enterprise on Kubernetes をアンデプロイする例を示します。
- 指定した名前空間を使って削除する
- undeploy.sh -n <my-namespace>
- 保存済みプロパティ ファイルを使って削除する
- undeploy.sh -f <my.properties>
- サイレント アンデプロイして Ingress コントローラーを保持する
- undeploy.sh -f <my.properties> -r -s
スクリプトの実行時に -s 引数が使用されていない場合、組織を対話形式でアンデプロイするかどうかを確認するプロンプトが表示されます。
- 続行しないために n を指定すると、スクリプトが即座に終了して配置が保持されます。 これが、想定されるデフォルトの入力です。
- 続行するために y を指定すると、スクリプトの処理が行われて ArcGIS Enterprise on Kubernetes がクラスターから削除されます。
スクリプト オプション
次の表に示すオプションは、undeploy.sh スクリプトで使用できます。
オプション | Details |
---|---|
-h | 使用法 |
-f <properties_file> | 指定したプロパティ ファイルをアンデプロイに使用する |
-n <namespace> | 指定した名前空間を使ってアンデプロイする |
-s または -y | 入力を求めずにアンデプロイを強制実行する |
-r | Ingress コントローラー サービスをアンデプロイしない |
-v | kubectl コマンドを表示する (verbose) |