テッセレーションの生成 (Map Viewer Classic)

注意:

Map Viewer でこのツールを、ArcGIS Enterprise で最新のマップ作成ツールを、それぞれ使用できるようになりました。 詳細については、「テッセレーションの生成 (Map Viewer)」をご参照ください。

テッセレーションの生成 テッセレーションの生成ツールは、指定された範囲、形状、およびサイズによって決定されたテッセレーションまたはビンを作成します。

ワークフロー図

テッセレーションの生成のワークフロー図

  • 森林再生プロジェクトの場合、森林監督官は、伐採済み領域をビンまたは規則的な形状の領域に分割して、その領域の森林を効果的に再生させるために必要な苗木およびリソースの量を理解する必要があります。 テッセレーションの生成を使用して、分析範囲全体に対して、適切なサイズのビンのデータセットを自動的に作成できます。
  • カートグラファーは、高密度のポイントに基づくデータを所有しており、視覚的に魅力のある、簡単に理解できるマップでデータを提供する必要があります。 カートグラファーは、テッセレーションの生成ツールを使用して、ポイントを集約して集計できる規則的な形状の領域を作成できます。 カートグラファーは、マップに追加するときに、集計されたデータを適切にシンボル表示して、ストーリーを伝えることができます。
  • 考古学者は、多くの貴重な工芸品および歴史的な財宝を含んでいる古代の埋葬地を発見しました。 各工芸品を記録するために、分析範囲全体をカバーするようにテッセレーション フィーチャのグリッドが作成され、工芸品の正確な位置にインデックスを作成して、記録します。

使用上の注意

テッセレーションの生成では、[現在のマップ範囲を使用] パラメーターは利用できません。 生成されるテッセレーションの範囲は、[範囲の定義] パラメーターによって決定され、現在のマップ範囲、既存のレイヤーの範囲、または対話的に描画された分析範囲の範囲にすることができます。

出力フィーチャには、GRID_ID フィールドがあります。 出力フィーチャクラスに含まれる各フィーチャに固有の ID が GRID_ID フィールドに格納されます。 ID の形式は A-1、A-2、B-1、B-2 などです。 次の画像に示されているように、ID 内の文字は列を表し、数字は行を表します。

テッセレーション ID の形式

各テッセレーション フィーチャまたはビンのサイズは、ビンごとの面積を平方単位で表す値を指定することによって、または距離値を指定することによって、計算できます。 この距離は、次のように計算され、d は距離パラメーターの値です。

形状タイプごとの距離の測定

テッセレーションの生成の仕組み

テッセレーションまたはビンは、サイズが対象地域に等しく、適していることを保証するために、指定されたサイズの寸法を使用して、カスタムの面積を維持する投影座標系に生成されます。 適切な等面積の投影法およびパラメーターが、指定された地理範囲に基づいて選択されます。 その結果は Web メルカトルに投影されて表示されるか (デフォルト)、カスタム ベースマップの投影法に投影されます。 Web メルカトル投影法によって、結果が歪んで表示されることがあり、特に大きなビンや極地付近のビンの場合は、結果が歪みます。 これらの歪みは表示上の問題に過ぎず、不正確な解析を反映しているわけではありません。

類似のツール

[テッセレーションの生成] を使用して、指定された範囲、形状、およびサイズによって決定されたテッセレーションを作成します。 その他のツールは、類似した少し異なる問題を解決するのに効果的です。

Map Viewer Classic の解析ツール

テッセレーション グリッド内でポイントを集約するか、フィーチャを集計しようとしている場合、ポイントの集約 および 範囲内の集計 には、テッセレーションを作成するための組み込みのオプションがあります。

ArcGIS Pro の解析ツール

テッセレーションの生成は、[テッセレーションの生成 (Generate Tessellation)] ジオプロセシング ツールの機能を実行します。