アップグレードした後、次の点を検討して、組織サイトが円滑に運用されるようにします。
- 組織でバックアップの保存に永続ボリュームを使用する場合は、基礎になるバックアップ ストア コンポーネントが変更されるため、アップグレード後に新しいストアを登録する必要があります。 アップグレードを検証し、新しいバックアップ ストアを登録して、その新しいストアを使用するように既存のバックアップ スケジュールを更新したら、古いバックアップ ストアを登録解除し、永続ボリュームを削除して、クラスター内のリソースを復元することができます。 必要に応じて、古いバックアップ ストアを使用して、組織サイトを以前のバージョンに復元できます。 古いバックアップ ストアを削除しない場合は、以降のすべてのバックアップで、この新たに登録されたストアが確実に使用されるようにしてください。
- 11.5 以降、Editor、GIS Professional Standard、GIS Professional Advanced ユーザー タイプ名は、それぞれ Contributor、Professional、Professional Plus に変更されました。 新しい Portal for ArcGIS ライセンス ファイルをインポートする際に、この更新が行われます。 アップグレード後、メンバーのユーザー タイプを使用できない場合は、別のユーザー タイプを割り当てる必要があります。 11.5 で使用可能なユーザー タイプのリストについては、「ユーザー タイプ」をご参照ください。
- アップグレード後、一部のユーザー タイプに、以前はアドオン ライセンスでのみ使用可能であった追加のアプリが含まれる場合があります。 メンバーの割り当て済みのユーザー タイプにアプリが含まれる場合、メンバーにそのアプリのアドオン ライセンスを割り当てる必要はありません。アプリと、それらが含まれるユーザー タイプの詳細については、「アプリのライセンス付与の概要」をご参照ください。
- アップグレードした後、メンバーに割り当てられた 1 つ以上のアドオン ライセンスがユーザー タイプに含まれている場合、組織ページの [概要] タブに、いずれかのメンバーにライセンスが 2 回割り当てられていることを示すメッセージが表示されます。 該当するすべてのメンバーから重複するアドオン ライセンスを割り当て解除し、ライセンスを解放できます。
- アップグレード後に、パッケージの更新を完了して、ArcGIS Living Atlas コンテンツをデプロイすることで、組織のメンバーが最新のコンテンツにアクセスできるようにする必要があります。
- 11.5 以降、ArcGIS License Manager がなくても、ArcGIS Pro、ArcGIS Pro エクステンション、ArcGIS Drone2Map の指定ユーザー ライセンスを有効化できるようになりました。
- ネットワーク データセットを使用してルート サービスを公開することでルート サービスを構成する場合、最新の機能を使用できるよう、アップグレード後にルート サービスを再構成することをお勧めします。 ネットワーク データセットを使用してルート サービスを再公開するには、次の手順を実行します。
- デフォルト管理者か、組織の設定を管理するための適切な権限を持つカスタム ロールとしてサイン インします。
- サイトの上部にある [組織] をクリックして、[設定] をクリックします。
- ページの左側にある [ユーティリティ サービス] をクリックします。
- ページの右側にある [ルート案内とルート検索] をクリックします。
- [ルート検索サービスの更新] ボタンをクリックし、[公開するネットワーク データセット] を選択します。
- 「ルート検索サービスの構成」の手順を実行し、ネットワーク データセットを使用してルート検索サービスを構成します。
アップグレードの後に問題が発生した場合は、トラブルシューティングのヒントをご確認ください。