以下では ArcGIS Enterprise on Kubernetes で利用できるワークフローについて説明し、各機能の情報へのリンクも掲載します。 このリリースで対処された問題のリストについては、「リリースノート」をご参照ください。
サポート環境
- ArcGIS Enterprise on Kubernetes は Google Kubernetes Engine (GKE) でサポートされています。
組織サイトの管理
- 必要な更新が利用可能な場合は、11.0 以降のリリースにアップグレードする前にこの更新を適用する必要があります。 必要な更新は、機能要件を含み、新しいソフトウェア リリースにするために必要な条件となる更新です。 確認
最新の必要な更新で修正された問題について説明します。リリース ノート - 組織サイトを作成する際、管理者は対応するファイル サーバーのホスト名や共有パスを指定し、クライアントのパスを公開して、ユーザー管理ストレージを登録することをお勧めします。
- ArcGIS Enterprise Manager でバックアップを作成および復元できます。
- 指定した保持期間に基づいてバックアップを削除できます。
- ArcGIS Enterprise on Kubernetes Web Adaptor を使用して、Web 層認証を構成できます。
- password-encrypt.sh ツールを使用して、暗号化されたパスワードを生成できます。
- ArcGIS Image Server をサーバー ロールとしてライセンスできます。
- ジオプロセシング サービスおよびイメージ サービスを含む追加のサービス タイプのサービス統計情報を監視できます。
- 更新およびアップグレードの実行時に、システム全体のバックアップを作成したり、累積的な更新を適用したりする機能が強化されました。
API の管理
これらの新機能の詳細については、「ArcGIS Enterprise Administrator API の新機能」をご参照ください。
- キーワードやフレーズでログを検索できます。
- 非同期ジオプロセシング ジョブのステータスを表示、編集、および監視できます。
- レジストリ名や URL などのコンテナー レジストリの詳細を表示したり、ユーザー名やパスワードなどのコンテナー レジストリ値を更新したりすることができます。
ユーザー エクスペリエンス
[コンテンツ] ページの [新しいアイテム] ボタンにより、組織にコンテンツを追加する操作が新しく簡素化されました。 時間を節約できるように、新しいインターフェイスではファイルを参照する代わりにインターフェイスにファイルをドラッグできます。 新しいインターフェイスではタグも不要であるため、追加する前にアイテムに最適なタグをじっくりと選ぶことができます。 この設計の改善には、ファイルからホスト レイヤーを公開するためのワークフローの簡略化、Web 上のレイヤーへのリンク、フィーチャ レイヤー、タイル レイヤー、ロケーター ビューの作成も含まれます。
[アプリの作成] ボタンも [コンテンツ] ページに追加され、ArcGIS Configurable Apps を作成するための新しい方法が加わりました。
マッピングとビジュアライゼーション
- 新しい Map Viewer で注目の機能は次のとおりです。
- ArcGIS Dashboards を使用して、ユーザー、サービス、対象物、イベントをリアルタイムで監視できます。 このリリースには新しいバージョンの ArcGIS Dashboards が含まれています。 新しい ArcGIS Dashboards が現在ではダッシュボードを開いて作成するためのデフォルト バージョンとなっています。 以前のバージョンの ArcGIS Dashboards は ArcGIS Dashboards Classic になりました。 詳細については、「ArcGIS Dashboards の新機能」をご参照ください。
- ArcGIS Instant Apps を使用して、直感的で対話的な Web アプリを Map Viewer、コンテンツ ページ、およびマップ アイテム ページから直接作成できます。 詳細については、「Instant Apps の新機能」をご参照ください。
- 画像、ラスター、その他のリモート センシング データの大規模なコレクションを参照するイメージ サービスを共有できます。
分析
- Web ツールを使用して、組織の他のユーザーと解析を共有できます。 詳細については、「Web ツールの公開」をご参照ください。
- 独自のネットワーク データセットに基づいてルート検索サービスを公開し、ArcGIS Pro などのアプリケーションから使用したり、Map Viewer Classic でルート案内を取得したり解析を実行したりできます。
データ管理
- Google Cloud のストレージの場所にアクセスするクラウド データ ストア アイテムを追加できます。
- 公開ワークフローをサポートするため、管理者は組織サイトの作成時にユーザー管理ストレージを登録することをお勧めします。 組織サイトが作成されると、公開者は ArcGIS Enterprise Administrator API を使用してフォルダー データ ストアを登録することができます。 関連するサービス ポッドのストレージが設定されている間、組織サイトにダウンタイムが発生することがあります。